デノミ2011年08月22日 21時26分

デノミ

預金封鎖と共に、デノミを行うかもしれない。2009年11月、北朝鮮が100対1のデノミを実施した。旧紙幣の100ウォン札が新紙幣の1ウォン札に交換させられたのだ。実施の理由は、インフレ対策と不正蓄財のあぶり出しとも言われているが、他にも三男ジョンウン氏の後継問題に絡んでいるとも言われている。それもわずか1週間の期限付きで、1世帯あたりの新紙幣への交換に上限(旧紙幣で10万ウォン=約3000円)まで設けた。

このデノミにより、国民の不満が爆発し、実務責任者が解任された。さらに処刑されたとの情報も流れている。デノミにより旧通貨を使えなくしてしまい、国民から貯金を没収したわけだ。

 

デフォルトを起こすと日本円、株、不動産など、金などの現物資産を除き、ありとあらゆるものが値を崩し、自由に売買ができなくなる。ただし、日本円やは意外に早く値を戻していくかもしれない。株式資産も例外ではない。売買には網をかけられるが、日本の復興のためには投資資金はどうしても必要なので最も取り立てが甘くなる。

 

相続税の増税が一番受け入れやすい

 

一番狙われやすいのは相続税ではないだろうか。本来、親が作った資産を当てにしているような子供はろくなことをしない。鳩山由紀夫前総理の場合を考えると分かりやすい。莫大なブリヂストン創業者の遺産から数億~十数億円もの「こども手当て」をもらいながら、国益をひどく毀損する事ばかりを残して、1年もたずに総理の座から降りてしまった。頭はいいのだろうが、ただの世間知らずのお坊っちゃんであった。IOCでの英語のスピーチまでは良かった。

 

話を戻すと元々、高齢者達や我々が作ってきた借金だ。子供や孫のために借金を残すのは道理から外れている。遺産相続のほとんどを税として徴収するのは、影響が最も少なくなるのではないだろうか。徴収した税を子供世代の為に使う。相続税により親から子供へと所得の移転を促す。もちろん今でもそうだが、食べるのにも困るような人からは相続税は取らない。

 

中流階級に属する人々ができるとしたら、私も始めているが、500円玉貯金くらいだろうか。貯金箱は100円ショップでも売られていて、10万円位は貯められる。できるとしたらこれくらいだろう。

それともドル札に両替して落ち着くまでの間、暫くタンス預金にでもしておく。タンス預金そのものを忘れてしまうとか、新ドル札への切り替えなどのリスクはある。

それと、旅行目的の1000ドル程度のわずかな額の両替なら近くの銀行の支店店舗でも可能だが、投資目的では両替はできない。外貨預金というものがあるが、直接ドルを現金で保有できないと意味がない。結局のところ、当局によって把握されてしまう。

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