ハリー・ポッターⅤ 本と映画の違い ― 2011年10月02日 18時10分
今日は、ハリー・ポッター・シリーズ第5作目「不死鳥の騎士団」という作品である。5作目以降はさらに暗い感じがする。ただ、主要な人物が亡くなるだけでなく、ヴォルデモートとの深刻な戦いが近いという空気が流れている。ハリー・ポッターを敬遠する人がいたら、内容よりも暗いイメージが嫌いなのかも。
今日も、本と映画の違いを見てみる。
「禁じられた森」へ入っていき巨人グロウプと会うシーンがあって、本ではハグリッドに連れられていくのはハリーとハーマイオニーの2人だけだが、映画ではロンも加わっている。と言うのも、本ではロンが「クイディッチ」で戦っている最中のことだからである。
魔法省で「予言」の入ったガラス玉を手に取ったハリーは、そのとき予言の内容を聞くのだが、その声は、後にホグワーツで「占い学」の先生になるトレローニーの声である。このシーンでハリーの周りにはハーマイオニー達がいたので、予言の内容を聞かれてしまったはずだ。
本にはそのシーンは無く、魔法省での戦いからホグワーツの校長室へ戻った後に、「憂いの篩(ふるい)」の中でトレローニー先生からその予言を聞くことになる。だから、ハーマイオニー達は、この時点で予言の内容を知らないことになる。トレローニー先生はどちらかと言うと、ハリーたちには煙たがられて間抜けな感じで描かれているが、非常に重大な役目を荷っていたのだ。
また、ガラス玉の壊れ方に違いがある。本では、魔法省内の神秘部でルシウス・マルフォイに追い詰められたハリーがネビルにガラス球を渡し、戦いの最中にネビルのポケットから落ちて砕けた。一方、映画ではハリーから奪ったマルフォイが落として割ってしまった。どうでもいいことだが。
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