アサブロ1周年記念-「領土問題」 ― 2012年01月22日 18時18分
1月23日(月)に政経ネット・ブログの1周年を迎えるので、1年間を振り返ってみようと思う。
4番目のシリーズ物は「領土問題」である。あえて北方四島について掘り下げなかったのは、もう手遅れだからである。実際、ロシアに長年実効支配されながら、有効な手立ても無く、また二島返還にも応じなかったのが失敗である。よっぽどお人よしの大統領にでも当選してもらわないと、打開できないであろう。竹島もそうだが、既成事実化されつつある。尖閣だけは何とか守らないといけない。中国は本気である。
領土問題(竹島)-2011.10.28
私は特に愛国心が強いということもなく、他国が自国の領土を占領することに対して「アンフェア」だと思う気持ちが強いだけである。
しかしながら、尖閣は後ほど取り上げることにして、竹島はどうなのか?
竹島については韓国と領有権を争っているが、現在は韓国が管理して実効支配している。
こうした領土問題について何冊かの文献を読んだが、その結果、竹島については、日本が韓国を併合する少し前に、「島根県がみずからに属する宣言をした」。これだけなのである。尖閣の魚釣島のように過去に多くの日本人が住んでいたり、灯台が建っているわけでもない。だいいち、韓国本土が危ないときに、どさくさにまぎれて「俺のものだ」と言って、誰も文句をつけなかったので領土になった、という程度なのである。これだけでは自信を持って「日本の領土だ」とは言えない。ただ、既成事実ではある。積み重ねれば、本当になる。ロシアが北方領土で行っているように。
出自が怪しくても既成事実(島根県の宣言)はあったのだが、今や韓国が占領して既成事実化しつつある。韓国軍が支配しているので、近づくことすらできない。それでも近づけば戦争になるだろう。日本人で韓国側から竹島を訪れた人はいるようだが、外務省は、韓国の領土だと認めることになるので、渡航しないように制限している。
そうであるならば、領土はあげるから永久に漁業権などはお互いに認め合う方が得策では無いか。
北方領土にしたって、「四島一括返還」にこだわるばかり、二島返還を断ってしまった。メンツより実を取ろうとなぜ外務省はしないのか。結局は失敗している。そして、役人は言い訳をして自らを正当化している。
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領土問題2(尖閣)-2011.10.29
尖閣諸島の魚釣島は台湾のすぐ目の前にある。
もちろん行ったことはないが、風光明媚なところだ。元々日本人が多数住んでいた上、現在民間人が所有していて、日本の領土であることに何ら問題ない。右翼団体が灯台すら建てている。
しかし、天然資源がこの近くに見つかると、台湾と中国が魚釣島の領有権を主張し始める。中国の場合は、台湾の物は中国の物という考えである。
どう考えてもイチャモンを付けているのは間違いないが、中国のことだから領土に関しては絶対に諦めないし、事実、諦めないと公言すらしている。スッポンのように少しずつ既成事実を積み上げてくるだろう。
日本政府も自衛隊を常駐させても良いくらいだが、不必要に刺激したくないのなら、所有者から借用、または購入して一大リゾートをにしたらどうか。特区にして日本で唯一のカジノを作ったらいい。
日本人ももっと主張すべきだ。
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