アサブロ1周年記念-「政治に参加する」2012年01月23日 20時31分

1月23日(月)に政経ネット・ブログの1周年を迎えるので、1年間を振り返ってみようと思う

 

本日、政経ネット・ブログの1周年を迎えるので、1年間を振り返ってみようと思う。

5番目のシリーズは、「政治に参加する」。議員の活動を調査するといっても、参議院議員だけでも大変で、さらに県議、市議もいる。有権者の意思決定に少しでも参考になれば幸いである。

 

政治に参加する-2011.11.2

民主党政権による混乱を見るにつけ、もっと政治に関わりを持って、良い方向へと導くにはどうしたら良いかとつい考えてしまう。なので、首相公選制などのブログも書いた。では、どうしたらもっと政治に関われるだろうか。いくつか検討してみる。

 

1.選挙に行く-これが最もコストがかからず、また有効な方法である。

2.オンブズマンなどの団体に入る-経験が無いのでよくわからないが、埼玉県の場合、年会費が3000円(個人)で、月に1度は集まって活動しているようです。

3.政党の党員になる-これも経験が無いのでよくわからないが、民主党のサポーターだと、年会費2000円で代表選にも参加できる。思いのほか安い。

4.政治家になる-これが最も効果的な参加だろうが、選ばれるかどうか保証は無い。

 

オンブズマンや政党の党員・サポーターになることは簡単に出来そうだが、まず選挙に行くことを考えてみよう。私は必ず選挙に行っているが、選挙に行ったことの無い人が選挙に参加してもらうにはどうしたら良いか。では、なぜ選挙に参加しないのか。参加しても何も変わらないと思ってしまう人が多いのではないか。でも、与党が自民党から民主党へと代わったことを思えば、変えられる。あと、多いのが選挙で応援したい候補者がいない。これは、私も感じるので実はこういう人が多いのではないか。

 

候補者の「人となり」が良く分からない。公約を読んでも代わり映えしないし、公約を破られたらどうしようもない。選挙カーで名前を連呼したって、何も分からない。候補者全員の集会に参加する暇もない。普段の候補者の活動を追えれば、それに越したことは無い。だったら、自分で調べて有権者の皆さんにお知らせできればいい。候補者をなるべくフェアに報告したいし、全国でやれればいいが、先ずは埼玉県で可能なところから始めたい。

 

選挙日程

桶川市議会議員-平成23年11月20日

朝霞市議会議員-平成23年12月4日

上尾市議会議員-平成23年12月4日

国政選挙(参議院議員)-平成25年7月28日(任期満了日)

国政選挙(衆議院議員)-平成25年8月29日(任期満了日)

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参議院の埼玉県選挙区(平成25年7月改選)-2011.11.6

11月2日のブログ「政治への参加」でのお約束に従って、まずは

参議院の埼玉県選挙区の3人(平成25年7月改選)から始める。

役職よりも、国会本会議・委員会での質問・答弁を重視していきたい。

そうでないと、与党以外の議員は損だから。

 

 

 

 

 

 

議員名

当選回数

役職、委員会(過去も含む)

行田邦子(民主)

当選1回(46歳)

民主党副幹事長

 

予算委員会、総務委員会他

☆政策-社会保険庁を解体し国税庁と一体化、年金通帳の発行、介護報酬の見直し、非正規から正社員へ勤労改革

☆国会質問-本会議でもすでに1回だが質問済み、委員会での質問も何十回と行われている。

当選1回目にしては、すでに副幹事長を務めている実力派。トップ当選も当たり前。

 

 

 

 

古川俊治(自民)

当選1回(48歳)

財政金融委員会、内閣委員会理事他

☆政策-経済の再生・発展と財政再建の両立、信頼できる安全保障の確立。

☆国会質問-本会議でもすでに1回だが質問済み、委員会でも多数質問。

野党なので、役職などは不利かもしれないが、当選1回目なのでこれからである。

 

 

 

 

山根隆治(民主)

当選2回(63歳)

外務副大臣(野田内閣)

 

 

民主党副幹事長、経済産業委員長他

☆政策-日米同盟堅持、政治家主導の政策、医療・年金問題に精通、外国人参政権には慎重または反対

☆国会質問-本会議だけでも12回の登場で、委員会でも多数の発言がある。

さすがに当選2回目なので、外務副大臣や委員長や理事などを務めている。

 

 

 

 

今回、こうして調べてみると、みなさん当選1回目からかなり仕事をしている。

ただ、政策に関しては、総花的でまったくおもしろくもなく、具体的に何をしたいか分からないし、検証もむずかしい。話がそれるが、私の住む市の元ベテラン市議会議員の中には、数年間一度も質問をしない人もいた。給料泥棒である。

 

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参議院の埼玉県選挙区(平成28年7月改選)-2011.11.13

11月6日のブログに引き続いて、第2回目は

参議院の埼玉県選挙区の3人(平成28年7月改選)を調査。

今回も役職より国会本会議・委員会での質問・答弁を重視する。

そうでないと、与党以外の議員は損だから。

 

 

 

 

 

議員名

当選回数

役職、委員会(過去も含む)

大野元裕(民主)

当選1回(47歳)

内閣委員会、外交防衛委員会

 

 

☆政策-バランスのとれた外交関係の樹立、安心できる社会の実現と青少年の健全育成、地方分権と行政改革を通じた未来の日本構築

☆国会質問-本会議での質問はゼロ、委員会でも7回の質問と他の1年生議員と比べても圧倒的に少ない。

HPも未完成状態で、政策も具体性がなく、よく分からない。ブログの更新も少ない。

 

 

 

 

関口昌一(自民)

当選3回(58歳)

外務大臣政務官(安倍内閣)

 

 

経済産業委員会理事、文教科学委員会理事

☆政策-在日外国人への地方選挙権付与、人権擁護法案には反対

☆国会質問-本会議での質問は6回、委員会での質問はそこそこか。

HPでも政策は良く分からなかったが、委員会での質問は当選3回にしては少ない。

 

 

 

 

西田実仁(公明)

当選2回(49歳)

参議院法務委員長

 

 

決算委員会、財政金融委員会

☆政策-バラマキから種まきへ、「新しい福祉」を提案、女性の未来を守る、農業の可能性を開く「緑の底力」プラン、埼玉をもっと住みよく、もっと便利に

☆国会質問-本会議での質問は5回、委員会での質問は多数。

政策は具体的であったが、それは公明党のマニフェストの一部である。

 

 

 

 

前回(11/6)も書いたが、みなさん当選1回目からかなり仕事をしている。

しかし、今回の3人はどちらかというと多選だからなのか、委員会での発言が前回の3人に比べると、少ない。慣れが生じてくると、質問する機会が減るのだろうか?こうして、埼玉県選出の参議院議員6人を調査してみたが、まだ良く分からないところもあるが、多くのことを初めて知ることができ有意義であった。

 

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国会TV中継ダイジェスト(参院・決算委員会)-2011.12.8

みなさんは、国会のTV中継を見たことがありますか?

でも、平日昼間の放映なので、会社員の人たちは特に見られませんよね。私もそうだったが、見たことが無かった。定年退職した人でも、数時間から丸1日、見てはいられない。だから、ダイジェスト版があればいいかなと思った。けっこう、いろんな議論をしている。

昨日の参院、決算委員会での平成21年度決算の「締めくくり、総括質疑」の内容をまとめる。

なぜか、今頃平成21年度の決算である。

 

2011年12月7日(水) 参院、決算委員会(委員長-山本順三)

質問者-松野信夫(民)、中川雅治(自)、片山さつき(自)、加藤修一(公)、柴田巧(みんな)、山下芳生(共産)、荒井広幸(立日)、又市征治(民社)

 

この中で、気になった質疑をまとめると、

松野信夫-ダム・高速道路などの費用便益に関して、過大に損害を見積もったり、例えば青森県にできる道路の効果を東京あたりまで拡げて効果を計算するなど、過大な見積もりをしている。

他には、ダムが壊れた例(熊本・川辺川第一ダム)をあげ、必ずしもダムが治水にならず、逆に災害となる可能性を指摘したことが目に付いた。

 

中川雅治-尖閣諸島への武力侵害に対しては、自衛権を発動するとの総理答弁が得られ、中国に対して一定のアピールがなされた。あと、国債の大量発行に関して、自民党では国債暴落への対応「Xデ-・プロジェクト」なるものがあって、国債暴落が起きないようにと注文があった。

 

片山さつき-一川大臣の防衛大臣としての資質に関して、過去において大臣地元の小松基地・50周年行事に大臣が出席しなかったとの指摘に対して、行事そのものが中止になったとの回答を受けての片山氏の態度は酷過ぎた。「出なかった」と申し上げただけとの発言。

 

加藤修一-原発事故での自主避難者への賠償。

柴田巧-小額随意契約に関しての指摘。

山下芳生-パナソニックにおける工場閉鎖・リストラなどの影響。

荒井広幸-個人向け復興国債が売れているとの状況に関して、復興に協力できるのであれば国民は国債購入に協力してくれる。

又市征治-法人税減税を止めれば、復興財源は直ぐに出てくるとの指摘。