日本企業の赤字とアップルの純利益2012年04月25日 21時54分

2012年3月期の日本企業の赤字が、
パナソニック:7800億円
シャープ:2900億円
ソニー:5200億円
この3社だけで、1兆5000億円を超える。
潰れることはないだろうが、めまいがしそう。

それに比べて、アップルの純利益は、
2012年の1-3月の3か月で
116億ドル(現行レート1ドル81円で9400億円)。
このまま1年間続くと、3兆円を超える純利益である。
これもめまいがしそう。

日本企業もアップルのように頑張れと言っても無理な話である。
まずは、使いやすいOSが作れないし、「アプリ」のような仕組みも作れない。
どちらも作ろうと思えば作れる技術は日本にもあるが、最終形までまとめ切れない。

アップルの最初の成功は、やはり英語圏の人々によって構築されていったはずだ。
アプリを作成する為のマニュアルだって英語だろう。アプリを登録するシステムだって英語で動いているだろう。英語が自然に使えないと世界を巻き込むのはむずかしい。部品単体なら作れてもシステムは作れない。

だから、パソコン関連のようにマイクロソフト、インテル、シスコなどに席巻されてしまうのは自然な成り行きである。ジャストシステム、東芝、NECが部品単体でなく、システムで世界を牛耳るのはむずかしい。

そう考えるとサムスンは韓国企業なのにすごいなーと思う。