明日26日は、消費税増税法案の採決 ― 2012年06月25日 17時24分
小沢Gが反対しようが、自民・公明両党が賛成するので法案は通る。
「不景気のこの時期に増税はダメ」と反対派の議員は言うが、じゃーいつだったらいいんだろう。
増税するのは2014年からである。今ではないし、2年後くらいなら「今」といっても良いとしても、景気のよいときに増税法案が成立しても、実際増税するときには不景気になる可能性も十分にある。
「増税の前にやるべきことがある」と反対派議員は、判で押したように言うけど、それしか言えないからだろうが、歳出削減と無駄の削減などを念頭に置いての発言と思われる。
公務員給与削減と議員歳費削減は既に実施されているし、議員定数削減の法案も増税前には必ず提出される。無駄の削減は非常に大きなテーマで、粛々と進めていかなければならない。
人口減社会なので、副作用なしに景気が良くなること自体、過度に期待する方がおかしい。
人口減に合わせて、ゆっくりと縮小していく社会を是としながら、それでも最大限幸福な社会を設計する勇気が必要である。
歳入が少ないのだから、社会保障も減らしてゆかなければならない。
健康増進を図りながら医療費を削減するなど、方策はいくらでもあると思う。
1000兆円を超える借金は、いままで税金が安かった分、本来の増税を国債という借金で前借しているだけなのである。税金には利子がつかないが、国債には利子がつく。
弊著『日本国 デフォルト』で、消費税25%増税(直ぐに上げるのではない)、無駄の削減を同時に実行すべきと書いたが、景気対策も同時にやらないと税収が減ってしまう。
その端緒となる消費税増税10%の法案が通ることにより、私の書籍の役割も終えるが、1000兆円の借金の返済は、借金を半分にするのにも100年くらいはかかると思う。
その間、ウォッチはしていこうと思う。
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コメント
_ 奔放な旅人 ― 2012/06/25 19:20
_ 政経ネット ― 2012/06/26 10:06
自殺者が毎年3万人以上もいるのは異常です。
景気が良くなると、ある程度は減るでしょうが、それだけではすべてが解決できません。
頑張る人には頑張ってもらって、頑張れない人にも希望が持てる社会を作らないといけません。
二兎を追うようでむずかしいですが、何とか方策はあると思います。
_ BHW ― 2017/04/12 19:45
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震災失業者の再就職も一部では出来てるいるが、その一部の中の多くは期限付き。
しかも収入は少ない。
社会保障費は上がり、所得税は上がり、住民税は上がり、その上消費税が上がる事で物価も上がる。
低所得者には現金を支給するとかバカな事を言って居ますが、所得の無い人は切り捨てですよね。
2014年迄に景気の回復は望めませんし、復興も国の歩みが遅すぎる事で地方は動けない。
地方が単独で動きたくても、法律だの条令だの許認可権などで国が縛るし。
このまま行けば、被災地における自殺者の数は急カーブで上がる事に為るでしょう。
社会保障費や医療費を抑える為に、自殺者が増え人口が減る様に裏で画策していたりして。