久しぶり経済の話、ユーロ危機2012年06月29日 16時36分

ここのところ、政治の話題ばかりだったので、久しぶりに経済の話をしたい。

一番気になっているのは、ギリシャもまだ問題ではあるが、次にどこへ飛び火するか?
現在のターゲットはスペインである。2020年のオリンピックに東京と共にスペイン・マドリードが立候補しているが、本当に開催できるのか?

ずいぶん前にNHKスペシャルだったと思うが、スペインでの大規模開発による好景気が報道されていた。バブルでなければいいがと思っていたら、案の定バブルが破裂した。
まだまだ、住宅・土地価格は下がり続けるだろう。
そして、それらがあるところで落ち着くまでは、不安定な経済状況が続く。

現在、行われているサッカー欧州選手権では、スペインとイタリアが決勝で戦う。
どちらの国も経済が疲弊しているのは、偶然とは言え皮肉である。
ドイツにしてみれば、経済支援をしなければいけない相手国にサッカーでは負けてしまう。
残念な極みだろう。

ヨーロッパがダメになると、そこへ輸出をしている新興国や日本からの輸出も減り、景気に影響が出てくる。そうなるとアメリカ頼みになってくるが、アメリカだけが景気が良いのもおかしな話で、化けの皮がはがれてくるだろう。
日本としては、内需を見直すいい機会だが、政治が混沌としていて見通せない。
レア・アースなどの海洋資源、環境ビジネス、農業の株式会社化など、規制緩和をしていけば有望なビジネスもあると思うので、霞ヶ関には勇気を持って、切り開いていってほしい。

昨日からEU首脳会議が始まったが、成果に期待ができないとも言われている。
当面の話題は、金融行政を一元化する銀行同盟と言われているが、よく分からない。
ドイツが反対しているユーロ共通債の発行に進まないと、結局はダメなのではないか。
ユーロに加盟する国ごとに、金融政策が別々で、歳入も歳出も別々では、通貨だけ統一しても無理がある。

ランキングに参加しているので、クリックをお願いします。
にほんブログ村
にほんブログ村 政治ブログへ