国会TVダイジェスト・竹島、尖閣などの領土問題2012年08月24日 12時09分

昨日、衆議院で外交・安全保障についての予算委員会が実施されたので、要約を報告します。興味深いポイントだけ取り上げました。

昨日の質問者は、
吉良州司(民)、平山泰朗(国民)、石破茂(自)、下村博文(自)、瑞慶覧長敏(生活)、
東順治(公)、笠井亮(共)、照屋寛徳(社)、浅尾慶一郎(み)、松木けんこう(大地)

石破さんの前半の質問は、先日の香港活動家による魚釣島上陸に関する政府の対応状況が主だったので内容は省略するが、法律の条文番号などもすべて資料を見ることもなく、大臣などを見ながら長々と話しができるのはいつもすごい迫力である。

竹島と尖閣が日本の領土であることが明々白々だと言うだけでなく、国民が皆きちんと根拠が言えるようにすべきだとの意見には同感できる。
それと、「下手に刺激をして中国国内で反政府運動に火が付いたらまずい」ということよりも「領土を断固として守る」ことの方が大事だというのも踏み込んだ発言で評価できる。

下村氏の質問に対する答弁で、竹島の対策室を内閣府内に「近いうちに」作る予定であることが分かった。

瑞慶覧氏の質問に対して、尖閣諸島の周辺の領域内に漁業取締船を常時1隻、領域外に常時3隻を農林水産省として派遣している。海上保安庁としては、大型巡視船を博多から石垣へ回した。

東氏の質問に対し、野田総理は尖閣諸島へは自衛隊を投入するシュミレーションもやっていると答弁した。東氏の冷静でかつもっと具体的な対応を取る時期に来ているという主張は説得力があった。

笠井氏の主張で、竹島の編入が韓国を併合する直前だった事実を踏まえないと行き違いが生じるという点は、私の主張とまったく一致している。ただ、私も笠井氏も竹島は日本の領土だという点も同じである。