12年前の新聞に「10年たったら谷垣さん」2013年03月16日 08時45分

部屋の片づけをしていたら、12年前の讀賣新聞2001年1月1日(月曜)付けの朝刊が出てきた。

そこには面白い記事があって、「10年たったら『谷垣さん』」とある。
中堅のキャリア官僚100人にアンケートした結果である。

設問として、「2010年に活躍が予想される政治家」は、
1位-谷垣禎一
2位-石原慎太郎
3位-額賀福志郎
4位-石原伸晃
5位-小泉純一郎
6位-林芳正
7位-町村信孝
8位-与謝野馨
9位-高村正彦
10位-渡辺善美

この中で実際、総理大臣までなったのは、5位の小泉純一郎だけである。
ただ、官僚が予想したよりも早く総理になった。

谷垣さんは自民党総裁までなったが、残念ながら野党での総裁で、与党に返り咲くときに降ろされてしまったのは、いかにもツキがないというか実力か。

それに比べて、安倍晋三総理は18位だったのに2度も総理になった。
民主党は30位までに岡田克也、枝野幸男、水島広子の3人が入っているだけで鳩山、菅、野田の総理経験者は誰も入っていないのが暗示的だ。

小沢一郎も30位までに入っていないが、「21世紀中に首相になってほしい政治家」の設問では、小泉とともに3位に入っているのは不思議である。
首相になってほしいが、10年後には活躍していないとは?

この設問で1位が石原慎太郎である。あれだけ官僚をこき下ろしているのに総理になってほしいとは、官僚も度量があるということだろうか。

はたしてこの中で今後、総理になるのは誰だろうか?