大学入試制度の改悪2013年11月01日 06時29分

先日も取り上げた大学入試改革の「達成度テスト」だけど、今朝の讀賣新聞・朝刊には、31日にその提案が安倍総理になされたようだ。

改革のための改革には断固反対だ。
やろうとしていることをよく考えてほしい。

入試なんて1回でいいし、1点刻み以外にないだろう。
ホンと言うと、「センター試験」ですら不要と思われる。
国公立にはAO入試すらどうかと思う。
私立には人集めに必要かもしれないが。

讀賣にも懸念する意見が取り上げられていた。
例えば、都立高校の校長は、
「1点刻みだからこそ、入試の客観性、公平性が保たれるのでは」

国立大関係者は、
「同じグループの受験生が多く集まった場合、面接や論文だけで選考できるのか」

有名私立大の入試担当者は、
「点数が分からないなら、大学として利用できなくなる」

代々木ゼミナールも、
「複数回実施は生徒の負担が大きい」

以上、高校・大学・予備校関係者の誰もが懸念・反対するのももっともだ。
「知識偏重 脱却図る」と見出しにあったが、それこそ大学独自の2次試験で「考える力」を試したらいい。

とにかく、大学生の学力が足らないなら、大学を改革すべきでしょう。
けっして入試制度ではないはず。
まずは学長・教授の意識改革から始めるべきで、対応できない大学は無くなってもしょうがない。

入試制度は、公平性が最も大事。