館林はホントに日本一暑いのか2014年08月17日 09時09分

13日(水曜)にテレビ朝日系報道番組「スーパーJチャンネル」で、興味深いテーマが放送された。

「“日本一暑い〟は、ホント?」

以前から夏季になると、あの暑さで有名な熊谷よりほとんど毎日、群馬県・館林市の最高気温のほうが高い結果が出ていた。
さらに館林が日本一のことも多い。

気象オタクの私としては、ほっとけない話題である。
なぜだろうかと思っていた。

過去のブログでも、この話題は扱っていて、夏季の平均気温が日本一高いのは、館林か岐阜の多治見市だろうという結果だった。

番組では、5つの測定ポイント(熊谷、館林、群馬・伊勢崎市、京都・京田辺市、高知・四万十市)の映像を紹介していた。
京田辺市は過去に、測定装置にツルが絡んでいて、最高気温のデータが取り消されたことがある。

熊谷は気象台の敷地内にあり、テニスコートほどの広さの芝生の真ん中に、アメダス観測網の設備が設置されている。
完璧である。
伊勢崎も熊谷と同様で、広い芝生内にある。

それらと比べると、館林の設置ポイントは、気象台ではなく、街中の駐車場の脇にあり、2、3坪ほどの狭さで、かつ周囲がコンクリートである。
なるほど、これでは照り返しがきつくて、高めに出るだろうなと思えた。

うがった見方ではあるが、熊谷市関係者が、館林の気温がいつも高いので、やっかんでいるのではないか。
四万十市に日本一が奪われてしまったが、館林に毎日、差がつけられては、過去の王者としては、癪に障る?

この戦いは、群馬県内の同じような緯度にある館林と伊勢崎を比較すれば分かる。
恐らく館林と伊勢崎は同じくらいの気温を示すだろうから、熊谷としては、伊勢崎を意識すればいい。ただ、8月のデータを見ると、熊谷より伊勢崎のほうが若干高そうではある。

熊谷にとって暑さは「街興し」なので、必然暑い戦いになってくる。

他の地域の人間には、どうでもいい話でしょうが…
こうしたくだらない話題が何とも面白い。