幸福論2012年05月18日 20時07分

最近、「幸福論」が注目を浴びている。
いつの世でも幸福でありたいと願うのは当然でもあるが、社会に閉塞感が蔓延しているからであろうか。

NHKの教育テレビ、否、Eテレに「100分de名著」という番組があって、1回25分間の4回で名著を分析する。
以前、アランの「幸福論」が紹介されていた。

アランによると、幸福とは待っていても得られるものではなく、自ら努力して取りに行くものである。
当たり前ではあるが、おおいに共感できる。
他人が幸せをもたらしてくれるのではないか、どうして誰も自分を幸せにしてくれないのか、自分の周りには不幸しかない、と悩んだりしたことはないですか?
よく考えたら、虫のいい話ですよね。
そんな誰でも陥りやすい状況を戒めています。

話は変わって、仏教の始祖「ブッダ」の話もなるほどと納得させられる話が多かった。
ブッダによると、最も悪いものは嫉妬や恨みでもなく、「無明(むみょう)」である。
無明とは、「真実を知らない」状態を表している。
例えば、他人が自分の事を嫌っていると根拠も無く思い込んでしまう。
その思い込みで全てに対応しようとするから、状況は悪くなる一方である。

20代の若者に対するアンケートで「生活の満足度」という項目があった。
詳細は忘れたが、確か7割くらいの若者が満足と答えていた。
すごい多いなと思ったが、「3割も不満だと思っている若者がいる」と感じる人もいるかもしれない。

しかしながら、「満足」と「幸福」はイコールではないと思う。
確かに、広辞苑で調べるとほぼ同じに書いてあるが、例えば、現状には不満があるけど、それは将来的には何とかなるし、未来を考えれば現在幸福である、という場合もある。
だから、将来どうなるかは心配だが、とりあえず現在、満足している若者が多いということなのではないか。

とにかく、人が満足感に浸っていることに他人がとやかく言っても始まらない。
就職難、結婚できない、将来の社会保障費などの負担増など、頭の痛い問題が山積しているが、なぜか若者は幸せなのだ。

若者は、そんな負担増は背負いきれませんと投げ出してしまえばいいのだ。
そして、借金を重ねながら、年金を払った以上にもらっている、現在幸福に暮らしている老人たちに借金を突き返せばいいだけである。
あなたたちがこしらえた借金だから、自分たちで処理してくれ、と。

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社会保障と税の一体改革特別委員会、ダイジェスト2012年05月17日 20時26分

本日、衆議院で「社会保障と税の一体改革特別委員会」の質疑が行われたので、久しぶりに国会中継ダイジェストをまとめる。
今日は4人全員与党の質問者なので緊迫感には乏しいが、重要なテーマであることは質問者の発言からも伺えた。

1.前原誠司(民)
しょっぱなから首相の「政治生命をかける」発言に対する理由を問う質問に始まり、いつものデフレや円高対策への質問が出たが、日銀総裁から「頻繁に総理や官邸との議論を行っている」との答弁があり、真剣にデフレ対策に取り組んでいる姿はうかがえた。

前原氏の発言の中で、増税、行政改革、景気対策を3点同時に進めよとの発言があり、私の持論でもあるので、意を強くした。

他には、消費税の逆進性について、食料品への税率低減よりも、民主党が推す「給付付き税額控除」の方が、逆進性には効果があることを示すグラフは分かりやすかった。

2.樽床伸二(民)
笑いを交え、国民へ分かりにくい話題を解説する姿勢は良かった。
特に年金、医療、介護にそれぞれ10兆円、10兆円、2兆円の税金が投入されていることは大変な額だと思った。保険料だけでは回らないのである。
それと、目的税が悪いのではなく、不要になった目的税をそのままにしていることが悪いとの発言には賛同をおぼえた。

3.細川律夫(民)
国民皆保険、皆年金は世界一の制度だが、曲がり角に来ている。
低所得者への年金の加算(6千円)は、批判が多い。

4.下地幹夫(国民新党)
国会議員の定数削減に関して、0増5減、比例80削減、連用制で行け。
5月末までに定数削減法案を提出しないと国民は納得しない。
低所得者対策よりデフレ対策に力を入れよ。

来週月曜日に開かれる野党の質疑も報告する予定です。

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株の神様がいた!2012年05月16日 17時13分

今回の株取引では、「株の神様」から欲を出すなと叱られた。
なので、それを書き記しておこうと思った。

ある有名な会社Nの株を購入したのが1月、ボリンジャー・バンドで「-2σ」以下に下がったし、株主権利ほしさに一株6950円で100株購入した。

そこまでは良かった。

このブログでも書いたように4月1日に半ば衝動買いでカラー・レーザー・プリンタを購入した。
そこへ株での儲けを回そうなどと思ったのが「運の尽き」であった。

私はふだん、欲を出さずに早めに売ってしまう方なので、株式市場でずっと勝ち続けてきた。もっと上がりそうだと思っても決して引っ張らない。なので、大儲けをしない反面、着実に儲けた。

株を売る目標を立てて、7750円(最悪7650円)で売ろうと思った。
株価でプラス800円(最悪700円)がポイントである。
何とプリンタを買った2日後の4月3日にチャンスが来た。

何と、その日に最高値(7660円、「さいたかね」と発音)をつけていたのだが、自動売買での「売り」の設定をしていなかったので、当然売れなかった。また、すぐにチャンスが来るだろうと思ったが、時期的な問題とその後のギリシャ問題でついに戻ることなく、今日を迎えた。

4月3日以来、ずっと下げ基調で、購入した株価6950円で設定しておいたら、自動で売れていた。それが何と、本日の最安値である。
4月から710円も下がった。

最高値で売りそこない、最安値で売れてしまった。
その間、売るチャンスはいくらでもあったのに…
1月に購入して、ブーメランのように元へ戻った。

株主権利は取得したので、配当金と株主優待はゲットできた。
売買手数料をさし引いても損はしなかったが、何とも悔しい。負けといっしょ。
いい勉強をさせてもらったと思うしかない。

大飯原発3、4号機の再稼動について2012年05月15日 20時56分

私は元々、安全確認さえきちんと実施できれば、原発の再稼動には賛成だったが、原子力関係者の安全に関するいい加減さを知るにつけ、稼動させない方がいいと思うようになった。
安全を追求するのは面倒だしお金にならないので、「安全神話」にあぐらをかいてきたのが真実だろう。いくら言い訳をしたって、現実に起きたことを否定するわけにもいかない。

ただ、真に(100%絶対ということはないが)安全で、かつ地元が稼動を認めたなら、遠く離れたところに住む私が、とやかく言う筋の話でもない。もちろん、ひとたび原発事故が起きれば、遠く離れていても食べ物などを介して影響を受けることはあるにしても。

関西電力の大飯原発3、4号機については、福井県おおい町議会が再稼動を認める決定を町長に伝えた。
住民を代表する議会でOKが出たので、あとは本当に安全なのかだが、政府が決めた判断基準は次の3点である。

1.全電源喪失時にも過酷事故に至らない対策の実施
2.ストレステスト
3.さらなる安全対策となる中長期計画の提出

1は内容的には当然だが、電源車や消防車の配置などすでに全原発で実施済み。しかし、原発の立地、建屋や非常用電源、電源盤などの配置(高さも)や接続方法などのデータを入手できれば自分で判断したい。
2については、一次評価については全国のうち大飯原発3・4号機のみ完了している。
3については、免震事務等などの対策拠点を2015年度までに建設し、2013年度までに防波堤を海抜5メートルから8メートルにかさあげするなど計画済みである。ただ、8メートルでいいのかは不明。

残る課題は原子力規制庁の発足、ストレステストの二次評価と京都、滋賀など周辺自治体の了解だが、なんとかなるのではないかと思う。

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『福島原発事故 独立検証委員会』を読んで2012年05月14日 17時09分

昨日、いわゆる民間事故調(北澤宏一委員長)が福島第一原発事故に関してまとめた報告書『福島原発事故 独立検証委員会』(㈱ディスカヴァー・トゥエンティワン 3月11日発行)をようやく入手して、半日ほどかけて読んだ報告をします。

事故調の報告に関しては非常に関心があり、4月5日のブログでも取り上げた。

他にも事故調はいくつもあるが、民間事故調は誰に気兼ねすることも無く、事故の原因と責任の所在を明確にできる点で期待を掛けていた。
菅前総理のやり方から始まり、姿の見えない保安院、信頼できない斑目原子力安全委員長に対して、痛烈な批判を展開している点は納得できた。

原子力安全委員会の最大の責任は、1990年策定の「長時間にわたるSBO(全交流電源喪失)は送電線の復旧または非常用交流電源設備の修復が期待できるので、考慮する必要はない」と言い切ってしまった点である。ここまで言い切るのにどれだけの検討時間をかけたのだろうか?

さらに、福島でシビアな事故に至った原因の一つとして、1号機のIC(非常用復水機)がフェイルセーフで動作停止していることに気がつくのが遅れてしまい、その後の有効な対策に移れずに水素爆発させてしまったことである。この後、すべてが「後手後手」に回ってしまい、3号機、4号機の水素爆発へとつながった。

7頁に日本社会の「空気を読む」気性にからめて、「リスクの高い大型で複雑な技術を運営する資格はありません」と、日本社会には原発は無理だと宣言したことは重要である。空気を読んでいる暇があったら、一人でも正しい道を進むような気概を持った体質でないと、原子力は扱えませんということだ。

今回うまく機能しなかった原子力安全委員会と保安院をなくし、原子力規制庁を創設するのはいいが、それも出来ないうちに原発の再稼動にゴーサインは出せないでしょう。

単に新しく組織を作ったことで、もういいと終わりにしないで、すべての始まりと考えて真に機能する組織としてほしい。

他の事故調の報告書が出たら、また報告します。

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