女性棋士の奨励会、昇級昇段結果2013年04月17日 09時37分

小さいころから将棋好きで、今でも毎週日曜日のNHK・Eテレの将棋番組は欠かさず見ていますが、あと最近は女性棋士が増えてきたのは嬉しい。

特に男性と混じって奨励会でプロ棋士を目指す里見香奈女流四冠(奨励会初段)をはじめとする加藤桃子1級(女流王座)と伊藤沙恵2級を応援している。

将棋界に詳しくない方に簡単に説明すると、通常のプロ棋士を目指すならば、奨励会に入って昇級・昇段し、四段になって初めてプロ棋士と認められる。

それ以外にも女流棋士という資格があって、通常のプロ棋士とは扱いが別になっている。さきほどの里見さんは女流では四冠だが、奨励会では初段なので、まだプロ棋士ではない(以前は女流と奨励会は兼任不可だったが、現在はOK)。

女性の場合は、女流棋士としてのみ活躍するのが一般的だが、先ほどの3人は奨励会に入って、男性としのぎを削っている。
加藤さんと伊藤さんの場合は、女流ではなく奨励会のみに所属している。
(女流王座は女流資格がなくても出場可のようだ)

ただ女性の棋力もずいぶん上がってきたが、奨励会では初段が最高位で、女性のプロ棋士はいまだ1人も誕生していない。
だから自分としては初の女性プロ棋士誕生を応援しているのですが、現在何勝何敗で、後いくつ勝つと昇級・昇段するのか将棋雑誌などを見ても分かりにくいので、自分でまとめることにしました。

里見香奈初段(21歳、関西奨励会所属)4月5日現在11勝6敗で、下記昇段規定によると5連勝か7勝1敗で二段に昇段。

加藤桃子1級(18歳、関東奨励会)4月3日現在、3勝4敗で、8連勝すると初段に昇段。

伊藤沙恵2級(19歳、関東奨励会)4月3日現在、2勝3敗で、6連勝すると1級に昇級。この1月に2級に降級したばかり。

【昇段・昇級規定】 三段~初段/8連勝・12勝4敗・14勝5敗・16勝6敗・18勝7敗
1級~5級/6連勝・9勝3敗・11勝4敗・13勝5敗・15勝6敗
【 降級規定 】 2勝8敗でB。Bのまま2勝8敗で降段級。3勝3敗でAに復帰。
試合日程は関東と関西で違いはあるが、月に2日、1日2~3試合あります。
なので、月末に次回の報告をする予定です。

「将棋界の一番長い日」2013年03月01日 15時01分

今日は「将棋界の一番長い日」
将棋は大好きなのだが、取り上げるのは久しぶりである。

A級順位戦の最終局で一斉対局5局がある。
今日で名人への挑戦者と下の級(B1)への陥落2人が決まるので、命がけの一戦といってもいい。それが同時に進行するので対局者には申し訳ないが、たいへん面白い。

昨年まではNHK-BSでの放送を毎年観戦していたのだが、今年からスカパーで全5局放送されている。総合と大盤解説の2chを含め、7ch分を使って放送と画期的である。それも最初から最後までの放送である。

しかしスカパーとの契約は解除してしまったので見られないかと思ったら、総合chと1局分が無料放送しているので、仕事も休んで観戦に夢中になっている。

終局時間は日が変ることも多いので、今日は長丁場で終局まで楽しみたい。

女性棋士2011年10月09日 22時19分

先月30年ぶりに『将棋世界』誌で二段に昇段した。
30年間、ほとんどまともに将棋を指していなかったが、子供の相手をするために久しぶりに挑戦してみた。しかしながら、30年もブランクがあるのに、なぜか良く手が見えるのだ。頭の働き、特に記憶力はかなり悪化したが、人生経験のなせる業なのか、若い頃だったら、直球の手しか読まなかったが、今では、こんな手は無いだろうと思われる手を読むとか、相手が嫌がる手とかいろんなパターンで思考できる。

30年経過して一番かわったなと思うのは、女流棋士の活躍である。女流棋戦も増え、若くてかわいらしい棋士も増えた。注目の女流棋士と言えば、高校を卒業したばかりの里見香奈三冠(19歳)である。強いしかわいい。あと、奨励会(プロになるには、原則ここに入らないといけない。4段からプロと認められるが、過去から現在まで女性はゼロで、女流の身分のプロとは別の扱い)で男性と戦っている伊藤沙恵1級(18歳)と加藤桃子1級(16歳)にも注目している。そういえば特例で、里見も奨励会1級に編入できたのだ。頑張ってほしい。