宇宙の果て2011年06月01日 08時56分

 ③の場合、何も無いとはどんな状態なのか?
 まずは、酸素や鉄などの原子や分子が存在しない。もちろん人間も動物もウイルスだっていない。(これは分かりやすいだろう)次に、ガンマ線や光も存在しない。(だんだん怪しくなる)最後にダークマターはどうなのか。

 しかし、ダークマターって何?
 暗黒物質といわれ、現在、それを発見しようと岐阜県飛騨市の東京大学宇宙線研究所のXMASSという検出装置で調査中だ。ここにはノーベル物理学賞をとった小柴昌俊先生のカミオカンデ(現在はスーパーカミオカンデも稼動)もある。

 何もないので、重力さえも無い。本当に何も無い。
 空間だけが存在する。でも、空間だけが存在するって意味があるの?
 何もないのだから、無限に存在したって何も意味が無い。
 ただ、以前「空間はエネルギーに変換できる」と言うような話を読んだことがある。確かにXMASSが探しているのは、新しい素粒子であって、それが宇宙に大量に存在しないと話が合わないらしい。さらにダークエネルギーが、それ以上にあるらしい。

 やはり、空間には未知なる素粒子やエネルギーが満ちているのだろうか?

電池2011年06月09日 22時31分

 電池と言えば、最近脚光をずいぶん浴びている。
 燃料電池自動車と電気自動車、どちらも電池が必須なのだが、果たしてどちらが本筋なのだろうか?
 燃料電池自動車は、水素と酸素を化学反応させて電気を取り出し、その電気でモーターを回転させるのだが、水しか排出しないのでクリーンそのものである。対して、電気自動車も何も排出しないのでクリーンではあるが、電気を作るのに二酸化炭素を排出したり、今や大問題の原子力を使ったりする。

 燃料電池自動車は、市販が数年先になるのだろうか。今発売するとしても、1000万円以上とかバカ高くなってしまう。トヨタは2015年に約500万円で市販予定と発表している。航続距離は350気圧の水素満タンで620キロ(Hondaの場合)で、ガソリン車以上である。
 一方、電気自動車の方は、既に一般に市販され始めてはいるが、まだ高価で補助が無いと400万円(三菱アイミーブ)くらいはする。しかし、最も問題なのが航続距離で、160キロでは遠くには行けない。やはり、少なくとも300キロ以上走れて、充電ステーションの普及も必須である。価格も補助金無で200万円台にならないと購入する気になれない。

 こうしてみてみると、燃料電池自動車と電気自動車どちらも一長一短があるが、現在は電気自動車が先行している。数年前の燃料電池自動車フィーバーは冷めてきている。調査中に金属空気電池自動車というものが開発され始めていることが分かり、燃料電池自動車の命運はいかにという感じがしてきた。
当分は電気自動車の普及が早そうである。ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車はそれまでのつなぎか、それともドッコイ以外に長生きするかもしれない。万一のときにガソリンでも動くのは安心である。2台買える家は、近場は電気、遠出はハイブリッドという住み分けもある。

地図ソフト2011年06月13日 08時12分

地図は紙の地図も電子地図も好きだ。
行ったことがない場所にいろんな想像をめぐらす。

電子地図と言うと、Googleの地図は便利だ。
カーナビのように、どの交差点を折れて県道何号線を進めば何分で目的地に到着するかが分かる。
ストリートビューを使えば、リアルにそこにいるかのような感覚になる。

しかしながら、カーナビ用地図ソフトは、どうにかならないかと思う場面がある。新しくできた道路を走るときは、道なき道を走行軌跡がたどる。地図ソフトを更新すれば済むことだが、道路がないところを一度通ったら、予測をして自動で道路を追加する機能がほしい。

他にも、何回か案内を無視したら案内を自動で中止してほしい。

どちらも簡単に実現できると思うので、ナビのエンジニアさん、よろしくお願いします。
(追記)
パイオニアのサイバーナビに「ロードクリエイター」という道路を追加する機能があることが、12年3月になって判明。

土地2011年06月15日 22時14分

土地と住宅の値下がりが止まらない。
埼玉では、駅近の新築一戸建て物件でも2千万円で購入できるものもある。
東京から1時間かからないのに。
土地も30坪程度で、いかにも安そうな作りなのだが、でもそれなりにおしゃれで、
ただ四角いだけなので地震にも強そうだ。

私が買ったころの半分ほどの値段で、逆に今購入すれば2倍の広さの物件が買えた。
ただ、賃金水準も下がっているには事実だが、これだけ安くなれば何とかなりそうである。

現在はすでに人口減社会なので、バブルでも起きない限り、もう土地は値上がりしないだろう。
少しずつ下がっていくか、あるところで下げ止まるか。
また、空き家がずいぶん増えているし、「空き部屋」の看板も目立つ。
何とか有効利用できないものだろうか。
空家を借上げて、商売を始めたい人に安く貸すのはどうだろう。

長寿2011年06月17日 14時44分

NHKスペシャルで興味深い話題を見つけた。
寿命を延ばす遺伝子があるらしい。
サーチュイン遺伝子と言う。この遺伝子は普段眠っているのだが、飢餓状態になると目覚める。
その条件とは、必要な摂取カロリーの25%カットを7週間続けることで、サーチュイン遺伝子がオンになる。遺伝子がオンになると、ミトコンドリアが増えて体が若返る。血管も若返り、糖尿病と関連するインスリンも増え、脳の働きも良くなる。

アメリカの研究所で20年間実験した猿の比較は明白だった。サーチュイン遺伝子がオンになった猿となっていない同じ年齢の猿を並べて比較していたが、はっきりと若さに違いがあった。
オンになっていない普通の猿は、年相応によぼよぼで毛が抜け、皺だらけ。
同じ年齢なのにオンになっている猿は若々しい。

ここまではすごいと思ったが、この先がいけない。
カロリーカット25%を7週間続けなくとも薬を飲めば同じ効果が得られ、遺伝子がオンになるという。
すでにアメリカでは、サプリメントとして販売されていて、薬も開発中だそうだ。

楽でいいと思う人も多いだろうが、楽できてすべてバラ色なんて話を聞いたことが無い。必ず副作用があると思っている。
放送でも、このサプリを飲むようになって肉の量を気にせず食べるようになった女性が登場していた。
「打ち出の小槌」みたいな話ってありましたっけ?
楽して痩せられる痩身法なんてないし。
確かにお酒や漢方であれば、量が過ぎなければ薬になるだろうが。
人間、適度なところで止まらないのである。

2011年06月18日 09時00分

夢と言っても、子供たちが見る将来の夢ではない。

見ないときは全然見ないのだが、見始めるとなぜかしばらく続く。

体調や生活リズムと関係があるのだろうか。

 

どうでもいいけど、私が良く見る夢のベスト3です。

みなさんは、どんな夢を見ますか?

1位-いやな奴をいじめる夢(現実でもついやりそうになって怖い)

 

2位-空中を飛ぼうとする夢。飛ぶ夢ではなく、腕をめちゃくちゃ回転させ何とか浮こうとする夢と言った方が近い。平泳ぎのようにして浮き上がろうとするときもある。うまくいくとスイスイ飛べるようになる。

 

3位-川が増水して、近くまで迫ってきている夢。何とか逃げようとしている。

 

番外な夢。たいてい後ちょっとのところで目が覚める。この手の夢を見ると、なぜか若さを感じてうれしい。

 

これらの夢から私の状態はどう判断できるのでしょうか?

知っている人がいたらコメントください。

 

メジャー2011年06月20日 22時33分

以前はプロ野球、とりわけ巨人のファンであったが、松井がメジャーに移ってからはメジャーの試合をBSで見ることが増えた

以前はプロ野球、とりわけ巨人のファンであったが、松井がメジャーに移ってからはメジャーの試合をBSで見ることが増えた。ただ、残念なことに左手を骨折してからは度重なるケガとの戦いで出番が減り、BSでの放送も減った感じがする。野手では、イチローを除きコンスタントに活躍する選手はあまりいない。もちろん松井もケガをするまでは3年連続100打点を超え、コンスタントに活躍していた。

 

メジャーとプロ野球の違いは、何と言ってもパワーである。ただ、技術では日本の野球の方が上ではないかと思う。投手の球速は速く、常に変化する。日本のようにフォークを投げるピッチャーは少なく、ツーシームやスライダーなどの落ちる球が多い。松坂が所属するボストン・レッドソックスのウエイクフィールドのようにナックルしか投げないピッチャーもいて、おもしろい。直球は100キロくらいしかでないのでたまに投げるだけで、ほとんどナックルだ。ナックルだけで197勝している。

 

概してメジャーの球場はフェアでなく個性的だ。左バッターが極端に有利だったり、外野席にプールがあったりする。日本では似たり寄ったりのドーム球場ばかりで、もっと個性的であっていい。

 

 

神話-安全神話2011年06月25日 16時59分

日本人が作るシステムや機械、さらに日本人そのものに対する安全神話が生まれ出されてきた気がする。しかし、それは説得力が無い迷信であった。それを過去の重大事故からみてみよう。

 

1.日航ジャンボ機墜落事故

 日本で最も信頼された航空会社である日本航空の羽田発大阪伊丹空港行きの123便が、1985年8月12日の夕方、群馬県・御巣鷹山の尾根に墜落した。この事故で520人の方が亡くなり、単独事故としては世界最悪の犠牲者となった。

原因は、当機が以前しりもち事故を起こしたときの修理ミスにより圧力隔壁が損傷したことにより、全油圧系が作動しなくなり、操縦不能に陥ったことによる。

 

2.JR福知山線脱線事故

 2005年4月25日朝、JR福知山線の列車が尼崎駅まであと1.4キロのところで脱線し、107名の方が亡くなった。この犠牲者数はJR発足後では最悪であり、原因は運転士が時間の遅れを気にするばかりにスピードを出しすぎたことと、自動列車停止装置の不備が指摘された。

 

3.東電福島第一原発事故

 2011年3月11日発生の東日本大震災による地震(M9.0)と津波(15m)による事故とはいえ、当初より人災との報道が相次いだ。というのも、非常電源装置の設置場所や設置高さなどを見直しすれば全電源喪失、そしてその後の水素爆発と燃料溶融には至らなかったと思われる。この対策なら原発完成後にもできたはずだ。最も良い対策は、原発自体をもう15メートル高く築いておくことではある。

 実際2008年に全電源喪失と燃料溶融の可能性を指摘した経産省所管の独法「原子力安全基盤機構」もあったし、過去の貞観津波(869年)に同様な津波が襲ったとの記録も残っている。

 

 以上見てくると、このシステムは安全だからとレッテルを貼ってしまい、せっかく修正できる可能性があったにもかかわらず、見逃してしまった。よく見ると、上記3社の元は、国営や半官半民である。

「日出づる国」「Japan as No.1」、そしてバブル景気ともてはやされている内に、神話を作り出してしまったのではないか。驕りと慢心が世界でも例が無いような事故を起こしてしまったのではないか。もう一度、謙虚な気持ちでやりなおそう。