問責決議案の通過で想うこと2011年12月09日 22時18分

問責決議案が通過

 

問責決議案が通過

とうとう、一川、山岡両大臣の問責決議案が通過してしまった。

総理は罷免するつもりは無いようだが、いつまでこういう事態が続くのだろうか。

きっとこれからも続き、最後は総理の首もといういつものパターンが待っている。そして、再び1年ごとの新総理の誕生である。次こそ前原か。

 

大臣に値しない人を辞めさせるのは、正義に適っているのだろうが、

こう続いては、重要な法案が通らない恐れが出てくる。

一応、お二人とも選挙で何度も国民から選ばれた人のはずである。

 

私は常々、こうした辞職はおかしいと思っていた。総理や大臣は最低でも3年から5年は続けて、外国の大臣クラスに負けない経験を積んでもらいたい。そうでないと官僚にさえ相手にしてもらえない。スキャンダルでゆれたクリントンでも2期・8年を全うして未だに人気もある。

日本のトップには大きな決断をしてほしいのであって、失点をしないようビクビクしながら行動をするのはおかしい。国民も重箱の隅をつっつくようなマスコミに迎合するのはやめよう。

 

新任の大臣であれば、素人であることも多く、学ばなければならないことも多いだろう。

日本の防衛の組織・人事、過去の経緯、外国の軍隊・情勢、外国の要人、武器や装備の調達など数え上げたら切りが無い。人的な交流も忙しいであろう。そんななかで、過去の出来事を詳細には知らなかったと正直に発言したことで、罷免に値するであろうか。勉強すればいい。

しかし、確かに一川大臣のそれ以外の言動も酷過ぎる。かばいきれない。