法案成立34%止まり ― 2011年12月12日 20時55分
法案成立34%止まり
12月10日付けの読売新聞によると、
9日に閉会した第179臨時国会で成立した法案の成立率が34%にとどまり、過去20年間で最低となった。
この中で、成立した重要法案は、
・復興財源法
・復興庁設置法
・二重ローン救済法
などの震災関連を除くと、
・改正国民年金法
・2011年度税制改正法
・B型肝炎ウイルス特別措置法
などごくわずかで、元々成立した法案が少ない上に、かなりが震災関連であるから、その他の法案で成立したものは本当に少ない。
逆に、
成立しなかった法案
・国家公務員給与削減法案
・郵政改革法案
郵政に関しては、改革に逆行する部分もあるので成立しなくて良かったが、国家公務員の給与に関しては、人事院勧告も実施されず、まったく削減されないこととなった。国会議員定数の削減もどうなることやらで、この調子で消費税増税の議論だけが進むのは、まったく国民の理解が得られないだろう。いくつ内閣が倒れてもおかしくない。
自らも痛みを分かち合うこともなく、国民の理解が得られない内閣はもたない。
(ホームページ・政経ねっとも更新しました。このブログで取り上げた法案に関する説明を追加)
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