橋下氏の慰安婦発言、本音と建前2013年05月15日 08時22分

このブログで、日本人の「本音と建前の乖離」を取り上げることもあったが、維新共同代表橋下氏の慰安婦発言が議論を呼んでいる。
本音と建前が違いすぎるのは嫌いだけど、ある程度ならしょうがないし、自分だって建前でものを言う場合もある。

本音と建前を一致させた橋下氏は立派と言いたいところだが、今回はそうでもない。
自分が当時、戦場にいて慰安婦がいたら、どう感じたかは分からないが、それほど悪いこととも思わなかっただろう。若いし興味は持っただろう。
ただ、自分が独身であっても、戦時下という異常な状態で、慰安婦を利用したいと思っただろうか?
そんな心の余裕も無かっただろう。

では、今の自分なら利用するかと言えば、「No」だ。
それは建前でしょと思われるかもしれないが、他人が利用するのは気にならない。
大昔から存在する商売だし、需要があって供給がある。
そうした商売でしか稼げない人もいるだろうし、好きな人だっているかもしれない。

需要と供給と言っても、覚せい剤などとは訳が違う。
需要があるから供給していい訳ではもちろんない。
薬物依存は廃人になる可能性も大だし、他人を傷つけたり、薬代稼ぎに悪事を働いたりすることも多い。

だけど慰安婦(売春)では、そんな心配は要らない。
お上が管理していた時代すらあった。

ただ一言だけ言いたいのは、こんなことくらいで本音と建前を違えたって、たいした問題ではない。慰安婦は「けしからん」と橋下氏も言えばいい。

たいした問題ではないと言うと、女性の人権無視と怒られるかもしれないが、もっと大事な議論でこそ、本音で戦いましょうよ。
別に貴女が慰安婦ではないのだから。