社会保障と税の一体改革特別委員会、ダイジェスト2012年05月17日 20時26分

本日、衆議院で「社会保障と税の一体改革特別委員会」の質疑が行われたので、久しぶりに国会中継ダイジェストをまとめる。
今日は4人全員与党の質問者なので緊迫感には乏しいが、重要なテーマであることは質問者の発言からも伺えた。

1.前原誠司(民)
しょっぱなから首相の「政治生命をかける」発言に対する理由を問う質問に始まり、いつものデフレや円高対策への質問が出たが、日銀総裁から「頻繁に総理や官邸との議論を行っている」との答弁があり、真剣にデフレ対策に取り組んでいる姿はうかがえた。

前原氏の発言の中で、増税、行政改革、景気対策を3点同時に進めよとの発言があり、私の持論でもあるので、意を強くした。

他には、消費税の逆進性について、食料品への税率低減よりも、民主党が推す「給付付き税額控除」の方が、逆進性には効果があることを示すグラフは分かりやすかった。

2.樽床伸二(民)
笑いを交え、国民へ分かりにくい話題を解説する姿勢は良かった。
特に年金、医療、介護にそれぞれ10兆円、10兆円、2兆円の税金が投入されていることは大変な額だと思った。保険料だけでは回らないのである。
それと、目的税が悪いのではなく、不要になった目的税をそのままにしていることが悪いとの発言には賛同をおぼえた。

3.細川律夫(民)
国民皆保険、皆年金は世界一の制度だが、曲がり角に来ている。
低所得者への年金の加算(6千円)は、批判が多い。

4.下地幹夫(国民新党)
国会議員の定数削減に関して、0増5減、比例80削減、連用制で行け。
5月末までに定数削減法案を提出しないと国民は納得しない。
低所得者対策よりデフレ対策に力を入れよ。

来週月曜日に開かれる野党の質疑も報告する予定です。

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