大飯原発3、4号機の再稼動について2012年05月15日 20時56分

私は元々、安全確認さえきちんと実施できれば、原発の再稼動には賛成だったが、原子力関係者の安全に関するいい加減さを知るにつけ、稼動させない方がいいと思うようになった。
安全を追求するのは面倒だしお金にならないので、「安全神話」にあぐらをかいてきたのが真実だろう。いくら言い訳をしたって、現実に起きたことを否定するわけにもいかない。

ただ、真に(100%絶対ということはないが)安全で、かつ地元が稼動を認めたなら、遠く離れたところに住む私が、とやかく言う筋の話でもない。もちろん、ひとたび原発事故が起きれば、遠く離れていても食べ物などを介して影響を受けることはあるにしても。

関西電力の大飯原発3、4号機については、福井県おおい町議会が再稼動を認める決定を町長に伝えた。
住民を代表する議会でOKが出たので、あとは本当に安全なのかだが、政府が決めた判断基準は次の3点である。

1.全電源喪失時にも過酷事故に至らない対策の実施
2.ストレステスト
3.さらなる安全対策となる中長期計画の提出

1は内容的には当然だが、電源車や消防車の配置などすでに全原発で実施済み。しかし、原発の立地、建屋や非常用電源、電源盤などの配置(高さも)や接続方法などのデータを入手できれば自分で判断したい。
2については、一次評価については全国のうち大飯原発3・4号機のみ完了している。
3については、免震事務等などの対策拠点を2015年度までに建設し、2013年度までに防波堤を海抜5メートルから8メートルにかさあげするなど計画済みである。ただ、8メートルでいいのかは不明。

残る課題は原子力規制庁の発足、ストレステストの二次評価と京都、滋賀など周辺自治体の了解だが、なんとかなるのではないかと思う。

ランキングに参加しているので、クリックをお願いします。
にほんブログ村
にほんブログ村 政治ブログへ