電機業界の話2012年11月14日 16時34分

昨年、電機業界について次のようなブログを書いた。

僕なりにこの業界の問題点を心配していた。
そして、心配が現実になり、パナソニック、シャープ、SONYが巨額赤字にあえいでいる。
前回のブログを書いた時点で、もう悪いことは分かっていたが、こんなにひどいとは。

パナソニックが2年連続7000億円を超える赤字となる模様。
シャープも2年連続の最悪更新で、会社の存続すら危なく、身売りしたような状況。
SONYも金融・保険があるからまだましなだけ。

後出しジャンケンのようだが、パナソニックはプラズマと液晶の優劣がつき始める前から、ダメだろうと思っていた。原理的にも液晶の方が製造原価は下がり、表示速度の速さは、じきに液晶が追いつくだろうと思っていたら、その通りになった。
途中からプラズマも液晶もやりはじめたので、もうほんとにダメだと思った。

パナソニックは個人的には好きなメーカーなので頑張ってほしい。
松下幸之助の原点に戻るしかない。

シャープは亀山工場はともかくも、堺工場だったか、拡大させ過ぎた。
SONYはいずれダメになるだろうと、ずいぶん前から思っていた。多角化し過ぎて、銀行屋なのか?保険屋なのか?映画屋なのか?分からなくなっていた。

昨日の国会中継で共産党の志位委員長が、NECの退職強制や日本IBMのロックアウト解雇やらを追及していたが、電機業界はどうなってしまったのか。
ひどい内容に哀れみすら感じた。
自分も電子工学出身なので、電機業界に就職する可能性もあったが、自動車業界に進んだ。
ただ、電機業界に就職したとしても、ずっと前に自分から退職していただろうけど。