テロってもちろん悪いことには違いないのだが、中東やアフリカなどのイスラム教徒のアラブ人だけが他の民族より極悪非道ということもなくて、彼らなりの理由があるはずだ。

そうした国にある石油資源を狙って集まってくる欧米人、特にアメリカへの反感がそうさせているのではないか。
サウジアラビアにアメリカ軍が駐留しているだけで気に入らないらしい。
それと、イスラム教は排他的な一神教の宗教でもある。この辺の事情は、無宗教の自分にはよく分からない世界である。

欧米諸国が、そうした国への関与を一切止めれば、テロは無くなると思う。
しかし、大量破壊兵器が見つからなかったイラクに宣戦布告をするようなアメリカにとっては、絶対止められないだろう。

戦争はアメリカの重要な産業である軍需産業のためでもある。
このあたりは、日本人にはまったく信じられないほど露骨である。
「アンビリーバブル」である。

しかしながら、中東やアフリカから撤退しなければ、テロは永久に続くと思う。それは欧米人も分かっているはずなのに、できない。
日本人は石油資源だけを経済活動として当然のように購入しているが、本当は裏に欧米の軍事力や政治力が存在するから購入できることを忘れている気がする。
そうした恩恵にあずかっている国の最たるものが日本である。