韓国 金メダル量産のわけ2012年08月14日 10時47分

国別メダル・ランキングを見て思う。上位から、
米・中・英・露・韓・独・仏・伊・(洪)ハンガリー・豪・日本(11位)
G8(加を除く)など先進国が上位を占めている。
人口からすれば、将来的には中国が1位になるだろう。

比較的に先進国でもなく、人口も日本より少ない韓・洪・豪の頑張りは目を見張る。
韓国の金メダルは13個で、その内訳が、

体操-男子跳馬
レスリング-男子66キロ級
フェンシング-男子サーブル団体、女子サーブル個人
柔道-男子81キロ級、90キロ級
射撃-男子50mピストル、男子エアピストル、女子25mピストル
アーチェリ--男子個人、女子個人、女子団体
テコンドー-女子67キロ級

かなり偏った分布である。韓国国技のテコンドーが金1個なのは不思議だが、日本男子柔道と同じ構図で、競技の国際化によるものなのか。
韓国の金メダルが多いのは兵役免除や報奨金のお陰もあるだろうが、かなり的を絞った強化がうかがえる。

最近は日本でもかなりの額の報奨金が出されているし、2008年から供用開始されたナショナルトレーニングセンター(東京都北区)の効果も出てきたのだろう。ロンドンでは金は少ないが、銀・銅を含むメダル全体数は過去最高の38個である。

何も韓国のまねをしろとは言わないが、国力からすれば韓国の金13個を上回っても不思議でない。やはり、柔道、レスリングなど日本人の得意種目の強化と新しい発想の取り込みが重要だと思う。