ノーベル経済学賞受賞クルーグマンの言い分 ― 2013年01月24日 10時51分
現在、米プリンストン大学の教授で、2008年にノーベル経済学賞を受賞した。
かなりの「上げ潮派」で、政府が日銀に2%のインフレ・ターゲットを約束させたが、そのインフレ・ターゲットのアイデアを最初に出した人物のようだ。
実際、言うことがころころ変るし、他人に言い過ぎて険悪になることもあるようだ。しかし、ニューヨーク・タイムズ紙の人気コラムニストでもある。
彼の最近の著作『さっさと不況を終わらせろ(原題:End this Depression Now!)』を読んだが、内容的にはおもしろい。邦題は原題そのものだ。
まず、過去の他人の著作や言動を多数、面白おかしく引用しては、罵倒している。
なるほど人気があるのも分かる気がする。
彼の言う景気を良くする処方箋は、中央銀行がインフレ・ターゲットを決め、どんどん金融緩和をしていきながら、財政引き締めを止めて、政府は借金してでも公共投資をしろというもので、まさに安倍政権がやろうとしていることだ。
行け行けドンドンである。さらに住宅ローンの減免までやれといっている。
行け行けドンドンだけでずっといける訳は無い。
しばらくなら行ける。
しかしながら、現実彼の予想通りに進むかと言えば、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という感じがしてならない。
彼自身、過去に自分の言動で当たらなかったことは素直に認めているし、上記施策が思ったほど効果が無いかもしれないとまで言っている。しかし、巧く行くこともあるかもしれないから、とにかくやってみろという言い分なのである。
コメント
_ Ayakikki ― 2013/01/26 17:06
_ 政経ネット ― 2013/01/27 10:41
_ BHW ― 2017/04/12 19:27
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_ BHW ― 2017/04/16 10:39
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「経済現象の不確実性」と言った方が適切かと思います。
…まぁ、結果だけ見れば、似たようなものですが…。