最近、友達がいなかったり、友達の数の少ないことを自慢する人が増えてきた。自慢はしなくても平気で話せる人が以前より多くなった気がする。私も自慢じゃないが、友達は多くない。というより少ない。

会社に新人で入ったときにできた同期の友達以外には、友達といえる人はいない。知人や知り合いは老若男女を問わずいっぱいできたし、携帯のアドレス帳には社長やら市議会議員やらもいて、いっぱいだ。その中にはテレビに出るような人もいる。知人の場合、ちょっと会わなくなると、それっきりになってしまう。年賀状も出さない。

昔よく遊んだ友達も、両親が亡くなって故郷に長い間帰省しなくなってからはご無沙汰だ。でも、年賀状だけはやりとりしている。

でも、それでいいと思う。友達が多いことを自慢する人もたまにはいるが、ご苦労さんと思う。常に、メールをやりとりし、誕生日にはプレゼントを贈りあい、気持ちを確認しないと落ち着かない。でも、それは真の友達ではない。友達は、ほおって置いても友達だ。忠告もしてくれるし、何かあったら助けてくれる。そんな友達は少しでいい。