ダウ工業株ー30種平均 ― 2011年09月01日 20時45分
国債の話は一通り済んだので、また「しりとり」に戻る。
前回は「ツイッター」で終わったので、「た」か「だ」なのだが、
ダウ(ダウ工業株30種平均)という株価の指標について書こうと思う。
日本では、日経225が有名だが、アメリカではNYダウとも略される、この指標が最も使われる。不思議なことに、たった30の企業の株価で一喜一憂するのだ。全銘柄の動きを示すTOPIX(日本)やS&P500(米、500種)よりも注目度が高い。
下に30種の銘柄を示すが、超有名企業ばかりである。ベライゾンやユナイテッド・テクノロジーズは知らないという人も多いかもしれないが、どこかでお世話になっている大企業である。これらの多くは多国籍企業で、アメリカの景気だけが業績に影響するわけでもないので、米の経済指標が少々変わろうが、株価に影響するのもおかしなことだが、最近のNYダウは、かなり激しく乱高下している。
経済ニュースを聞いていると、もっともらしい理由をつけて、指標の上げ下げを説明しているが、現実の景気は、1日や2日で変わるものでもない。どちらかというと、気持ちの問題であったり、株価の循環のせいだったりする。株価はもともと上がったり下がったりするものである。要するに、評論家の言葉に逐一反応するより、本質(企業収益)に集中すればいいのである。
(ダウ工業株30種銘柄)
アルコア、アメリカン・エキスプレス、ボーイング、バンク・オブ・アメリカ、キャタピラー
シスコシステムズ、シェブロン、デュポン、ウォルト・ディズニー・カンパニー、
ゼネラル・エレクトリック(GE)、ホームデポ、ヒューレット・パッカード(HP)、
アイ・ビー・エム(IBM)、インテル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガン・チェース
クラフトフーヅ、ザ コカ・コーラ カンパニー、マクドナルド、スリーエム、メルク、
マイクロソフト、ファイザー、プロクター・アンド・ギャンブル (P&G)、
エーティーアンドティー(AT&T)、トラベラーズ、ユナイテッド・テクノロジーズ、
ベライゾン・コミュニケーションズ、ウォルマート・ストアーズ、エクソンモービル
ブックオフ ― 2011年09月03日 22時04分
自宅近くにあることもあって、ブックオフにはたいへんお世話になっている。
仕事で使う本も105円で売っていたりして重宝する。昨年発売された新しい本もたまに見つかる。
しかし、何といってもブックオフの掘り出し物は、「ハリー・ポッター」シリーズが上下巻で、発売から時間が経つと105円で買えること。あの分厚い本が上下巻合わせて105円なのだ。自宅には、その105円で集めたハリー・ポッターが並んでいる。
それと、アニメ・メジャーの「マイファーストワイド」シリーズの第1巻をゲットできたこと。マイファーストワイドシリーズは、少し厚めのコンビニ仕様の本であって、なぜか1巻目だけは購入しなかった。しかし、どうしてもほしくなり、あちこちのブックオフへ行きずっと探していたが、なかば諦めていた。そして、たまたま近所のブックオフで見つけた。なぜか1巻目だけが、私に買ってほしいと訴えかけるようにして待っていた。諦め無いで良かったー。
フリーランス ― 2011年09月06日 20時54分
私は会社勤めを止めて、フリーで仕事をしている。「自由でいいね」と思われるだろうが、「個人で稼ぐ」のは、たいへんである。また、いろんなトラブルに出くわす。例えば、
①オフィスを借りている人もいるだろうが、自宅で仕事をする人は通勤が無いので、運動不足になり、体重が増えたり、腰痛になったりする。
私は運動も仕事の内と公言しているので、週に何度かは仕事時間中に散歩やジョギングに出かける。20箇所くらいの、駐車場があって、比較的安全に走れるコースを用意している。
②仕事の進捗をチェックしてくれる人もいないので、生活が不規則になったり、眠くなったりする。眠くなると、コーヒーを飲んだり、何か食べたりする。それでもダメなときは、簡単な体操をして体を動かす。それでもダメなときは、片づけや掃除を始める。それでもダメなら、寝る。
私は、自分なりにルールを決めて、ラジオ体操をしたり、比較的規則的な生活ができているので、睡眠時間が5時間くらいだが、昼間にほとんど眠くならない。どうしても眠いときは、昼寝をすることにしている。30分寝ると2時間くらい寝た感じがして実に気持ちがいい。1時間以上寝てしまうと、起きた後がぼんやりしてしまうので注意が必要だ。
以上、私自身はそれほどトラブルはないが、健康には充分注意しないと、だれも面倒をみてくれない。
スケート・センター ― 2011年09月07日 21時57分
季節外れの話だが、昔はよくアイススケートセンターに通っていた。夏は涼しくていいが、真夏だと氷がかなり融けて転ぶとべちゃべちゃになる。
ローラー・スケート靴も持っているが、アイスはフィギィア用とホッケー用の2種類の靴を持っていて、普段はホッケー用で滑っている。フィギィアのレッスンを受けていたこともあるが、老若男女いろんな人が参加していた。講師の先生には、なぜか美人の先生が多かった。
オリンピックでイナバウアーで有名な荒川静香のような人気者が現れると、スケート場はすごい人ごみになり、まともに滑れなくなる。
しかし、スケート場そのものは激減している。関東地方の話になってしまって申し訳ないが、昔は池袋、王子や大宮にもあったし、都内のいろんなスケートセンターまで行って滑っていた。けれでも、最近はニューヨークにあるような、都会のビルの谷間におしゃれなスケート場も現れた。行ったことは無いが、一度は滑ってみたい。
耐震化工事 ― 2011年09月09日 22時39分
我が家は94年に建てたので、阪神淡路大震災の前年で、あまり耐震化は意識していなかった。規格で決まっている筋交いなどはしっかりと使用されているが、屋根はわざわざ、軽量なスレートだったものを、重い和瓦に変更してしまった。
その上、区画のすぐ隣をドブが流れていて、その周りは軟弱な地盤である。気になるので、耐震診断をしてもらったら、案の定、点数が低く危険と判断された。
建設会社の対策案には、名前は忘れてしまったが、「柱の下部に取り付けて、柱が基礎から浮かないようにする装置」というものがあったが、かなり高額であった。瓦をスレートに換えるのも、かなり高額である。と言うわけで、耐震化工事は見送ったが、2階にある重量物を1階に降ろしたり、粗大ごみとして捨てに行ったりした。
南海・東南海・東海の3連動地震が起きても、埼玉ではせいぜい震度5強だろうと読んだ。東日本大震災で5強は経験済みなので、何とかなるかなと思っている。震度6は未知の世界なので自信は無いし、6強だと部分的に危なそうな感じがする。
想定外とは言いたくは無い。
首相公選制 ― 2011年09月10日 20時35分
首相公選制
民主党3人目の野田首相が誕生したが、小泉首相以降、任期が約1年の年替わり首相で、外国要人らも公式の場で冷笑すら見せている。日本の場合、官僚組織がしっかりしているから誰がやっても良いのだというのも極端すぎる意見だが、対外的にはかなりのマイナスだ。ただ、単に影が薄いばかりでなく、日本の首相には大事な話を持ちかけても意味をなさないと思われるし、政治空白の隙をついて尖閣諸島に手を出す輩とか出てくる。
確かに民主党に政権を預けたのは国民だし、最初は民主党も政権運営に慣れないだろうから不手際にも少々目をつぶって我慢することが必要だが、最初の鳩山はひどすぎた。そして、菅前首相も同様だ。ほとんどの日本人が未体験の大震災があったことは、お気の毒だと思うが。3人目は、もう最後である。ここでひどいことになれば、自民党や新党に政権が移ってしまうだろう。
やはり国民が直接首相を選択できないと、党内のごたごたで首相が決まってしまう。そして、米大統領選とまでもいかないまでも、首相選挙に多くの労力を必要としないと、簡単に辞めることになってしまう。選挙に多くの労力が必要ならば、そう簡単に辞めてもらうわけにはいかない。必然的に慎重に選ぶことになる。
首相公選制は、イスラエルではうまくいかなかったと言われているが、なぜだか調べてみたい。個人的には大統領制でもと思うが、官僚組織、天皇制、憲法にも関わってくるので、簡単ではないと思う。官僚の中から自らの保身ばかりでなく、日本を変えようと思う人が出てきてほしい。坂本龍馬のごとく。
首相公選制Part2 ― 2011年09月12日 22時41分
イスラエルの場合
イスラエルでは、首相公選制を1996年から始める前は、日本と同じく議院内閣制であった。国会(定数120名)は、一院制で全国一区の完全比例代表選のみと日本とはかなり違った選挙制度である。小党が乱立し常に連立内閣を余儀なくされ、小党の要求に振り回される事態が続いて政局が不安定だったので、その打開のため首相公選制を導入することになった。他にも多くの理由はあるだろう。
そして、1996年(法案成立が1992年)から2001年まで首相公選制を導入していたが、公選で選ばれた最初の首相がネタニヤフである。その後、バラク、シャロンと続いた。こうして首相公選制が開始されたが、当初の導入目的とは異なり、国民は1人で2票を持ち、首相としては国益を尊重して投票し、国会議員としては地元への利益誘導を第一に選択するようになり、より小党が群雄割拠して政権運営が停滞した。本来二大政党制を目指し、小党を無くしていくのが目的であった。国会に内閣不信任決議の権限を与えたこともあって、政局が不安定になり、首相公選制は短期間で廃止された。
こうしてイスラエルで実施された首相公選制は失敗したが、だからといって首相公選制に大きな欠陥があるとも言えない。なぜならば、6年間でたった3回の公選制選挙を経験しただけであるし、さらに言うと、失敗の理由には制度上の問題や政局がらみの問題もある。日本で制度を工夫すれば、巧くいくかもしれない。どちらにしても、今よりは良い。ここが大事である。訳も分からずに決まってしまう今よりはいいはずだ。
しかし現在、首相公選制を世界中で採用している国がないのも事実だ。
首相公選制Part3 ― 2011年09月14日 21時31分
大統領制
首相公選制を考えるならば大統領制も検討すべきだろう。
大統領制と言うと、アメリカ、ロシア、フランス、韓国などを思い浮かべる。ドイツやイタリアなどは形だけの大統領なのでのぞく。同じ大統領と言っても、ロシアやフランスには首相もいて仕事を分け合っているので、代表としてはアメリカの大統領であろう。
小泉首相時代に「首相公選制を考える懇談会」が平成14年8月7日付の報告書の中で、3案のなかの1つ、案Ⅰとして「国民が首相指名選挙を直接行う案」として報告された首相公選制案とアメリカ大統領との違いを表にまとめてみた。
|
選出方法 |
行政 |
立法 (拒否権) |
議会 解散権 |
不信任 決議 |
閣僚(議員との兼務) |
首相公選制案 |
国民直接 |
行政全般 |
× |
○ |
○ |
× |
米大統領 |
国民間接(選挙人) |
外交、安全 保障、経済 |
○ |
× |
× |
↑ |
この表を見ると、大統領には議会から不信任決議を受けない代わりに、議会を解散する権利も無い。アメリカは行政と立法が独立しているので、長期にわたり政権を維持できる。それに比べて首相公選制案では、現在の議院内閣制と同じく、議会解散権も不信任決議権も両方ともあるが、立法に対する拒否権が無い。こうしたことから米大統領の権力の方が強力と思われるが、そうでもないとよく言われる。すなわち、現在でも首相の権限の方が米大統領より強いと言う人もいる。
首相公選制を実現するにあたって問題となるのは、まずは天皇との関係であろう。アメリカにおいては天皇にあたるものがなく、大統領がそのまま元首である。日本においては、天皇は元首である。その天皇と国民から直接選挙で選ばれた首相との位置付けはどうなるのか。私は今まで通り、天皇が元首で、天皇から任名を受けた首相という関係のままで良いと思う。
あと、首相を始め閣僚と国会議員との兼務を禁止しているので、どんな影響がでてくるか。これはアメリカでは当たり前で、元々本来の仕事を持っている人も多く、閣僚を辞めても生活には困らないのだろう。さらにアメリカでは政権とともに官僚までが総入れ替えとなるが、日本では不可能だろう。
首相公選制Part4修正 ― 2011年09月16日 01時07分
首相公選制、その他の問題
あと、憲法の問題であるが、第六十七条に「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する。」とあるので、改正する必要がある。その際、第九条なども含めて変更する検討をしてもいいと思う。国民の多数がそのままで良いというならそのままで良いし、争点がぼけてしまうなら後でも良い。無理に変える必要は無いが、個人的にははっきりしている方が好きだ。
他には、ねじれの問題(首相の政党と与党が違う)とか、首相を選出し内閣を支えることで求心力を保っている政党が今日より更に弱体化し、国会議員がより地元の利益を優先するようになるとの反対意見もあるが、すでにそうなっているし、すべて何とかなる問題である。もっとも言われるのが、人気とりに走るとか、人気者がなってしまうとかの意見だが、失敗して学習すればいい。国民はけっこう賢い選択をするものである。最近の首相、何度失敗しているのか。
ちなみに案Ⅰ「国民が首相指名選挙を直接行う案」では、副首相も同時に国民が直接選挙で選ぶことになっているのと、首相に立候補するには国会議員何十名かの推薦を必要とするしばりがかけられている。確かに誰でも立候補できるのは、行き過ぎである。
首相選出選挙にかかる経費だが、アメリカの大統領選は行き過ぎている。お金を集められるのも政治家の重要な能力の一つだが、小沢一郎などの例のように別の方向に向かいかねない。ある程度の資金力で戦えるよう、経費の総枠を抑えるべきだ。
以上、4回に渡って検討してきたが、首相公選制はできない相談ではないと思った。何事も良いことと思ったら、問題点は1つずつ解決していけばよい。こんなに問題があるよとネガティブな思考に陥ったら何もできない。あとは、実行に移すだけである。実際、国会議員のなかにも、山本一太参議院議員らによる「日本型首相公選制を実現する会」という集まりの中で進められているようなので応援していきたい。
まとめ
首相公選制(9月10日) 首相公選制の提案
同Part2(9月12日) イスラエルの場合
同Part3(9月14日) 大統領制との比較
電機メーカー ― 2011年09月17日 20時09分
ようやく6月23日の「タブレット」での約束が実現できた。
日本では、電機メーカーが多すぎる。なので、売り上げの割には利益率が低すぎて、儲からない。それと、どこのメーカーも同じようなものばかり作って特徴がなく、ユーザーが真にほしいと思うものがなく、アップルにいいようにやられてしまう。特徴が無いから安売りするしかない。従業員が普通の暮らしさえできれば、利益率なんて低くてもいいと考える経営者はいないとは思うが。そこで、勝手に業務の絞込みと合併を考えてみた。
家電(2社体制):SONY、パナソニック
SONYを家電と言うのも変だが、昔と比べたら落ちても世界的ブランド力は健在。
我が家は、パナソだらけ。最も信頼ができる会社。
重電(2社):日立、東芝(メモリとパソコンもOK)
日立は重電に集中して、家電はやらなくてもいいのでは。東芝のノート・パソコンはこの文章を書くのに使っている。グー。原発は安全に注力。
コンピュータ(1社):富士通とNECが合併
パソコンは競争が激しい。昔のNECは好きだった。最初に買ったPCが9801VX4.
精密(2社):キヤノン、エプソン
エプソンは好きなメーカーである。プリンタPM-900Cは今でも現役。昔、キャノンと間違えていた(ャではなくヤ)。
特別(2社):シャープ(液晶、太陽電池と携帯)、ツインバード(ニッチ)
シャープも好きな会社で、液晶に特化するとは思い切りがいい。ガラパゴスの販売中止はどうしたことか?もっと、過激に深化させてほしかった。ツインバードは言うまでもなく、頑張ってほしい会社だ。
音響(1社):パイオニア(カーナビの雄)
あと、三菱重工と三菱電機が合併。
この勝手な合併、どうでしょうか?怒られるかな。これで、アップル、サムスン電子に対抗しょう。そろそろ中国・ハイアールも要注意だろうか。
次は自動車業界に取り組みたい。
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