首相公選制 ― 2011年09月10日 20時35分
首相公選制
民主党3人目の野田首相が誕生したが、小泉首相以降、任期が約1年の年替わり首相で、外国要人らも公式の場で冷笑すら見せている。日本の場合、官僚組織がしっかりしているから誰がやっても良いのだというのも極端すぎる意見だが、対外的にはかなりのマイナスだ。ただ、単に影が薄いばかりでなく、日本の首相には大事な話を持ちかけても意味をなさないと思われるし、政治空白の隙をついて尖閣諸島に手を出す輩とか出てくる。
確かに民主党に政権を預けたのは国民だし、最初は民主党も政権運営に慣れないだろうから不手際にも少々目をつぶって我慢することが必要だが、最初の鳩山はひどすぎた。そして、菅前首相も同様だ。ほとんどの日本人が未体験の大震災があったことは、お気の毒だと思うが。3人目は、もう最後である。ここでひどいことになれば、自民党や新党に政権が移ってしまうだろう。
やはり国民が直接首相を選択できないと、党内のごたごたで首相が決まってしまう。そして、米大統領選とまでもいかないまでも、首相選挙に多くの労力を必要としないと、簡単に辞めることになってしまう。選挙に多くの労力が必要ならば、そう簡単に辞めてもらうわけにはいかない。必然的に慎重に選ぶことになる。
首相公選制は、イスラエルではうまくいかなかったと言われているが、なぜだか調べてみたい。個人的には大統領制でもと思うが、官僚組織、天皇制、憲法にも関わってくるので、簡単ではないと思う。官僚の中から自らの保身ばかりでなく、日本を変えようと思う人が出てきてほしい。坂本龍馬のごとく。
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