初民間防衛大臣森本敏 対 石破元防衛大臣 ― 2012年06月12日 21時00分
特に、防衛大臣には初めて民間から森本敏氏が起用され、うまいことに自民党で最も防衛に詳しい石破茂氏が質問に立った。石破氏は防衛オタクというほど詳しく、また質問もするどい。みなさん、静かに聞き入って、まるで独演会のようだ。
全体的には、自分の3年間の防衛大臣経験を鑑み、初の民間防衛大臣答弁のお手並み拝見という印象であったが、森本氏は防衛大学校卒業後、航空自衛隊入隊、その後外務省に転進した現在、拓殖大学・大学院教授で、防衛は専門分野であり、麻生内閣では防衛大臣補佐官でもあった。
石破氏はそれを百も承知しているので、つまらない揚げ足取りをするよりも、基本的な姿勢を質すという戦略であった。
また、議員ではないということで問題となるのは、政党内で発言力が無いということを指摘したが、辛辣な指摘と言うよりも、森本氏が仕事をしやすいように周りでサポートすべきだとの意味に解釈できた。
あと、自衛隊にはなぜ海兵隊が無いのか、例の田中前大臣からどのように引継ぎをしたのか、自衛官の若返り(現在、平均で35歳)の方策などについての質問をした。
防衛関係質問の最後に、「辺野古に移設するのがベスト」とは言わないように、普天間がワースト(worst)で、辺野古がワース(worse)だと言うように注文をつけたのは、石破氏らしい。
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