民主党造反組の末路2012年07月04日 09時50分

今回、民主党から大量の造反者が出た。
造反組の末路について、考えてみる。

まずは、過去において造反者が出た例としては、小泉政権時代の郵政民営化法案に対する造反が最も印象に残っている。
その処分内容やその後の動きについては、

ウィキペディアがよくまとまっているので、そちらを見てもらうとして、 このときは造反した12人のうち11人が自民党へ復党を果たしている。
復党していない1人は、みなさんもよくご存知、「たち日」の平沼代表である。

ただし、この復党で安倍内閣の支持率が急落し、その後の退陣へとつながる端緒になったと言われている。
さらには、当選した刺客候補との選挙区調整の問題もあった。

今回の造反とは理由も背景も違うし、恐らく同じようには進まないと思う。
一番の問題は、復党すべき民主党自体がどう残っているのか。
復党したくなる存在で残っているのか、現時点では見通せない。

第一、「社会保障と税の一体改革」法案ですら、参議院をすんなり通るのか分からない。参議院はねじれているし、参院自民党には「うるさ方」も多い。
これ以外の法案に対しては、自公は協力する保証はないので解散・総選挙するしかない。そのとき、大幅に議席が減るとは思うが、歴史的惨敗なのか、かろうじて生き残るのかは、これからの野田内閣の出来次第である。
ただ、骨のある野田総理なので、期待している。

ランキングに参加しているので、クリックをお願いします。
にほんブログ村
にほんブログ村 政治ブログへ