ダルの値段2012年01月30日 20時05分

年俸6年総額6000万ドル(約46億円)の男、ダル。
ダルの価値を探ろうと言うのが、趣旨である。
2011年シーズンでは、奪三振を除けば、ほとんどの成績で田中将大(楽天)に後塵を拝したが、それ以前はどうだったか。やはり松坂大輔(レッドソックス)との比較をしてみないといけない。

勝負事なので、勝ち星に絞ろうと思う。弱小チームでは不利だが、金田正一(ほぼ国鉄に所属、後のヤクルト)なんか、400勝もした。この下に勝ち負けを書こうかとも思ったが、かなり昔の話で比較にはならないだろう。

      ダル       松坂
1年目  5勝5敗    16勝5敗
2年目  12勝5敗   14勝7敗
3年目  15勝5敗   15勝15敗
4年目  16勝4敗   6勝2敗
5年目  15勝5敗   16勝7敗
6年目  12勝8敗   10勝6敗
7年目  18勝6敗   14勝13敗
8年目  ?        17勝5敗(ここまで西武)
9年目  ?        15勝12敗(ここからレッドソックス)
10年目 ?        18勝3敗
11年目 ?        4勝6敗
12年目 ?        9勝6敗
13年目 ?        3勝3敗

これを見ると一目瞭然なのだが、松坂は好不調の波が大きい。
18勝で3敗のような年に松坂を見たら、いくらでも年俸を出してしまいそうだが、西武時代には15勝15敗なんて年もある。松坂はもちろん一流の投手だが、私の評価は巨人の斎藤雅樹(現在コーチ)の方が上である。現在通算157勝だが、200勝にいけるかどうか、今年が大事である。

こうしてみると、ダルの安定度は抜群である。松坂よりも注目度も年俸も上をいくのは間違いない。