カシミール地方から中国軍が撤収 ― 2013年05月10日 09時40分
中国がインドと領有権を争うカシミール地方で、インド側支配地域に侵入していた中国軍部隊が5日夜に撤収した。
これはインド軍拠点の一部からインド軍が撤収するという譲歩により中国軍が撤去したようだ。
それにしても中国はインドを始めとして、ロシア、日本、ベトナム、フィリピンなど国境を接する、または海を介してどの国とも領有権をめぐる争いを抱えている。台湾やチベット問題もあり、四面楚歌状態だ。
ただ、ほとんどは中国からのちょっかいと思われるが。
この記事を読んで、中国も場合によっては、譲歩に応じるのだなという印象を持った。もちろん、インドが先に譲歩したからだろうが。
尖閣問題にも参考になる記事である。
北朝鮮口座閉鎖の金融制裁を実施したり、中国も変ろうとしている。
過去最高の中国船8隻が領海侵犯 ― 2013年04月24日 09時24分
中国の尖閣諸島をめぐる対応がますますエスカレートしてきている。
その状況をまとめた。
12.9.11 |
尖閣諸島、国有化 |
12.9.14 |
海洋監視船6隻が領海侵犯 |
12.9.21 |
国家海洋局が尖閣26か所に命名 |
12.9.25 |
台湾漁船など50隻が領海侵犯 |
12.12.13 |
国家海洋局の航空機が領空侵犯 |
13.1.14 |
人民解放軍が「武力衝突も辞さない」 |
13.1.19 |
中国海軍艦、ヘリに射撃レーダー照射? |
13.1.30 |
中国海軍艦、護衛艦に射撃レーダー照射 |
13.2.4 |
海洋監視船2隻が14時間領海に居座る |
13.2.18 |
海洋監視船1隻が魚釣島1キロまで接近 |
13.4.23 |
過去最高の海洋監視船8隻が領海侵入 |
昨日の海洋監視船の領海侵入は、過去最高の8隻だった。
領海侵入時間も12時間と長かった。
東京の政治団体が釣りと視察を兼ねたイベントを開催し、地方議員とメディアを乗せた漁船9隻が航行中だったり、150人を超える多くの国会議員が靖国参拝を行ったりしたことと関連があると思う。
いずれ中国は尖閣奪取に動くと思うが、米軍をなめないほうがいいと思う。
圧倒的な軍事力で局地戦に勝利した米軍が中国本土内に米軍基地を設けるのはどうだろうか?
そして韓国と共に北を挟み撃ちにできれば、北を静かにさせることも可能になる。
さらに中国の一党独裁に終わりがきて、中国と北朝鮮がまっとうな国になれば東アジアにようやく平和が訪れる。
こうなることが僕の夢なのだが…。
日台、尖閣諸島周辺での漁業協定に調印 ― 2013年04月11日 09時30分
この協定の2つの柱が、
1.日台の漁業関連法令を適用せず、日台双方が操業できる「法令適用除外水域」を設ける
2.日台の漁業関連法令は適用するが、日台の操業を最大限尊重する「特別協力水域」を設ける
日本としては、日本の排他的経済水域(EEZ)内での台湾漁船の操業を認めるものであり、台湾に対して大幅に譲歩した格好である。
過去のブログでも領土問題といってもレベルがいろいろあると述べてきたので、この結論には満足している。中国は台湾と共闘したいだろうが、台湾は「名」より「実」をとってきた。
この協定に関する中国の反応だが、あの挑戦的に言い切る中国外務省副報道局長が「重大な懸念」とほざいていたが、仲間内の台湾のことだけに思ったほど強硬な姿勢は感じられない。
しかしながら、この協定の持つ意味は中国にとっても重いはずだ。
更なる挑発に出てくる可能性は十分にある。
習近平の「戦争の準備をしろ」 ― 2013年03月19日 10時10分
また韓国との朝鮮戦争休戦協定を一方的に破棄した。
ここまで拳を振り上げたなら、どこかに降ろさないと格好つかない。
だから何かをやってくるだろう。
命の犠牲を伴うような何かを。
どこかに通常ミサイルなどを撃ち込むだろう。
中国では習近平が「戦争の準備をしろ」と軍に対してはっぱをかけ続けている。
もちろん尖閣でもめている日本に対して。
これはかなり本気かもしれない。
本気でなければ言わないでしょう。
これに対して、安倍政権は準備しているかもしれないけど、国民はのんびりしている。
円安・株安・債券安には備えておかねばならない。
メディアも政治も戦争には「アンタッチャブル」で、一部を除き、ほとんど言及しない。明らかに避けている。
「戦争は株高」とよく言われるが、イラクなどの遠くの国の話か戦争で勝利し続けた第一次大戦までの話で、相互に貿易が盛んな中国相手では別次元のことである。それと日本の国力が弱っている。
中国には何万社の日系企業が人質にとられている。
そうした企業も戦争を想定しておくべきだ。
戦争自体には日本を逃げ出すしかないが、自分にはそんな資金もないし、仕事を放り出すわけにもいかない。
それと、なったとしても尖閣周辺の局地戦だろう。
にらみ合いが続くというような。
いつ始まるかだが、毎年開催されている日中韓首脳会談が5月末に開催できるよう調整しているが、それが開催できるようであれば先延ばしできるかもしれない。
できないならば今年中に戦争が始まるかもしれない。
尖閣をめぐる領有権侵犯の歴史 ― 2013年02月08日 09時21分
中国の尖閣諸島をめぐる対応がますますエスカレートしてきている。
その状況をまとめた。
2012.9.11 |
尖閣諸島、国有化 |
2012.9.14 |
海洋監視船6隻が領海侵犯 |
2012.9.21 |
国家海洋局が尖閣26か所に命名 |
2012.9.25 |
台湾漁船など50隻が領海侵犯 |
2012.12.13 |
国家海洋局の航空機が領空侵犯 |
2013.1.14 |
人民解放軍が「武力衝突も辞さない」 |
2013.1.19 |
中国海軍艦、ヘリに射撃レーダー照射? |
2013.1.30 |
中国海軍艦、護衛艦に射撃レーダー照射 |
2013.2.4 |
海洋監視船2隻が14時間領海に居座る |
こんな状況で中国と仲良くするなんて、どう考えてもできない相談だ。
隣人が用も無く、自宅敷地内をウロウロし始めたら、どうだろう?
それもナイフや拳銃を持っている。
最近はライフルの照準を数分間、我が家に向けてのぞいている。
非常に危険な状態だ。
アメリカ軍も早期空中警戒管制機(AWACS)を1月中旬に東シナ海に投入してきた。中国機が米軍P3C哨戒機などを執拗に追尾した結果、投入が必要と判断した。
アメリカ軍をなめないほうがいいと思うけどな。
しかし、iPhoneは中国で作られている。
中国 尖閣諸島への示威運動が激化 ― 2012年10月22日 19時57分
同14日には、海洋監視船6隻が日本の領海内に侵入、18日には海洋監視船10隻、漁業監視船2隻が接続水域内に、更にその内の海洋監視船3隻が領海内に侵入した。
そして、10月16日には中国海軍の駆逐艦など7隻が先島諸島の接続水域内を初めて通過、19日には海軍、国家海洋局、漁業局が東シナ海で合同演習を行った。
これらを見ても、中国政府は対応をエスカレートさせているのは明白だ。IMFが懸念を示そうがお構いなし。
海軍が領海内に入ることはすぐには無いかもしれないが、想定はしておく必要がある。
中国軍が領海内に入ってくるのは最終段階なので、すぐには無いかも知れないが、例えば、南海・東南海・東海の3連動地震で首都東京にもかなりの被害が出たとき、ドサクサまぎれにやるかもしれない。
おそらく最初は、中国人漁民の尖閣諸島への大量上陸だと思われる。
海保が対応できないくらいの大人数。そして、漁民を守る為に監視船の乗員も上陸する。
海軍による領海侵犯は、2004年11月10日に潜水艦による侵犯が行われた。当時は誤って侵入したと中国政府から「遺憾の意」の表明があったが、故意かどうかの証拠は無い。
日本人ならまさかと思うことをやるのが中国である。
(参考:讀賣新聞20日朝刊、ウィキペディア)
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尖閣諸島周辺での漁業権を台湾と協議 ― 2012年10月07日 09時56分
これは非常にいいことだと直感的に思ったが、過去に16回も開かれながら、日本側にメリットがあまりないことから中断していたのは、残念である。
「後出しジャンケン」のようで心苦しいのだが、漁業権の問題はブログで取り上げようと思いながらも、竹島で少し取り上げただけで、書けないでいた。
というのも、領土問題と一言でいっても、台湾の漁民にとっては過去に尖閣諸島近海で自由に漁ができていたのだから、魚釣島の土地よりも漁業ができるかどうかに関心があるはずだ。
他には自由な航行権や大陸棚の資源とか、領有権にもレベルがある。
だから、台湾とは漁業権で共闘し、中国と分断するのは賢い選択だと思う。
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尖閣周辺にアメリカ軍の空母が展開 ― 2012年10月05日 20時30分
1台はアメリカ・西海岸を拠点とする空母「ジョン・C・ステニス」で、9月26日に尖閣諸島沖に展開後、現在はマレーシア近海で活動中。
1台は横須賀基地を母港とする空母「ジョージ・ワシントン」で、現在は台湾の東方沖に展開中である。
アメリカはかねてから、尖閣諸島は日米安全保障条約第5条の適用範囲内であると何度も表明していて、その一環として中国を牽制する狙いがあるものと思われる。
ただ、日本側からアメリカ軍に非公式に要請をしていたようだ。
4日に中国海軍7隻が宮古島近海の公海上を太平洋に向かっているのが確認されているが、こうした訓練は最近では繰り返し行われているようで、特に珍しくもないそうだ。
これらのことを考えても、アメリカとの同盟は重要で、普天間基地移設やオスプレイの展開については、素早く解決する必要があると思う。
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国連に領有権の定義を決めてもらう ― 2012年10月03日 22時12分
こちらにはこちらの、あちらにはあちらの言い分があって、いつまで議論したって折り合えない。
国際司法裁判所は、両国とも合意しないと始まらない。
結局、棚上げにするか、とことんやりあうしかない。
ここはやはり、せっかく国連があるのだから、国連に領有権の原則を決めてもらうのがいい。
過去にずっと遡ってしまうと、訳がわからなくなるし、きちんとした証拠すらない。
近代国家が誕生してからとなると、日本では明治時代からである。
国によって違うと決められないので、100年とかにする。
ある一定の大きさの島の領有権は、
1.現在無人島であれば、100年前から実効支配している国に存在する
2.100年前から住民が住んでいるか、政府機関が常駐している場合は、その国に存在する
3.それよりも小さな島は、別途定義する
竹島の場合、昭和29年から韓国に実効支配されているので、この状態が100年続けば、韓国領になる。ただ、それまでは国連も調停に動かなくてはならないこととする。
尖閣の場合は、全く問題なく日本の領土である。
北方領土も、竹島と同じことになる。
中ロは拒否権を使ってくるだろうが、国連の場で議論することに価値がある。
竹島に関する櫻井女史の言い分 ― 2012年09月28日 19時46分
あの櫻井氏を始め、韓国人・中国人も含め8人による討論の記録『日中韓 歴史大論争』である。
今日はそのうちで、竹島についての議論なのだが、いきなり島の名前の論争から始まる。
竹島(韓国名:独島)は、過去においては両国とも別の名前で呼んでいた時期があって、他の島を竹島と呼んだこともあり、それが元でいろんな誤解やらが生じている。
韓国では記念碑もあり英雄である「安龍福」が嘘をついたことから、「日本では、竹島は韓国領と認めている」という誤った考えが韓国で広まってしまった。もちろん、嘘をついたと主張しているのは、日本側である。
こうしたことを精査してみると、情報の正確さは日本に若干、分があるようにも思えるが、全体的には五十歩百歩で、どちらも自分たちが正しいとしか言わないのだろう。この類の話をいくらしても解決はしない。
櫻井氏はするどく突っ込んではいるが、あくまでも一部は推論でしかないと思う。絶対的な証拠は両国ともない感じがする。
となると、結局は日本が韓国を併合する直前に、竹島を島根県に編入した事実だけに絞られてくるが、韓国では「竹島編入が植民地支配の始まり」、日本では「いや、違う」と、これも永遠に折り合えない。
日本が大戦に負けて領土を放棄することになるが、その中には「竹島」は入らなかった。
やはり、これらの事実から一時期、竹島が日本の領土だったことは間違いないと思われる。
しかしながら、「だった」のである。その後、半世紀以上も韓国が実効支配している。
その結論は、まだ出ないし、出せそうにない。
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