竹島などの領土問題 ― 2011年10月28日 19時42分
私は特に愛国心が強いということもなく、他国が自国の領土を占領することに対して「アンフェア」だと思う気持ちが強いだけである。
しかしながら、尖閣は後ほど取り上げることにして、竹島はどうなのか?
竹島については韓国と領有権を争っているが、現在は韓国が管理して実効支配している。
こうした領土問題について何冊かの文献を読んだが、その結果、竹島については、日本が韓国を併合する少し前に、「島根県がみずからに属する宣言をした」。これだけなのである。尖閣の魚釣島のように過去に多くの日本人が住んでいたり、灯台が建っているわけでもない。だいいち、韓国本土が危ないときに、どさくさにまぎれて「俺のものだ」と言って、誰も文句をつけなかったので領土になった、という程度なのである。これだけでは自信を持って「日本の領土だ」とは言えない。ただ、既成事実ではある。積み重ねれば、本当になる。ロシアが北方領土で行っているように。
出自が怪しくても既成事実(島根県の宣言)はあったのだが、今や韓国が占領して既成事実化しつつある。韓国軍が支配しているので、近づくことすらできない。それでも近づけば戦争になるだろう。日本人で韓国側から竹島を訪れた人はいるようだが、外務省は、韓国の領土だと認めることになるので、渡航しないように制限している。
そうであるならば、領土はあげるから永久に漁業権などはお互いに認め合う方が得策では無いか。
北方領土にしたって、「四島一括返還」にこだわるばかり、二島返還を断ってしまった。メンツより実を取ろうとなぜ外務省はしないのか。結局は失敗している。そして、役人は言い訳をして自らを正当化している。
次回は尖閣について。
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